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ネプロス メガネレンチの評価・比較(KTCブランド)

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こんにちは!

今回は世界的にも著名であるネプロス(nepros)のメガネレンチについての紹介です!

日本の大手工具メーカーである「KTC(京都ツールカンパニー)」がリリースしている高級工具ブランドであるネプロス(nepros)のメガネレンチですが、についての紹介です!

過去に自動車整備の経験があり、国家一級自動車整備士の資格もあり、プライベートでは自車でサーキットを走ったりしている僕が、プロ目線とDYI目線でKTC・ネプロスのメガネレンチについて紹介していきます!

ネプロス メガネレンチの評価

まずはKTC・ネプロスの超ロングメガネレンチを例に

  • ガタ・遊びの少なさ
  • ボルト・ナットとの接触面積
  • スグリ加工の有無
  • メッキについて

などメガネレンチに求められる品質について個人的に評価をしていきたいと思います。

※「ガタ・遊びの少なさ」「ボルト・ナットとの接触面積」「スグリ加工の有無」「メッキについて」などメガネレンチに求められる品質についてはコチラの記事を参照下さい。
↓↓↓

ガタ・遊びの少なさ

メガネレンチをボルト・ナットにはめた時に、無駄なすき間がなくピッタリはまるかどうかについてです。

あまりにもボルト・ナットとのすき間が多くガバガバな物ですと作業スペースに限りがある狭い所で支障が出ますし、なによりボルト・ナットとの密着性が悪く、なめらせてしまう要因にもなります。

その点、ネプロスのメガネレンチは無駄なすき間やガタがほとんどなくピッタリとボルト・ナットにハマります!

他の上質工具メーカーとして著名なHAZET(ハゼット)、STAHLWILLE(スタビレー)、スナップオンなどのメガネレンチやコンビネーションレンチと比較しても、キッチリとハマり、高精度であると思います!

ボルト・ナットとの接触面積

ボルト・ナットの角(強度の弱い部分)を避け、しっかりと「面接触」するかどうかについてです。

KTCのレンチ類では「パワーフィット形状」を採用する事で、ボルト・ナットとの接触部分を「線」から「面」に変え、応力が狭い範囲に集中することを防ぎ、ボルト・ナットへ与えるダメージを抑え傷めにくい構造にし、より確実な締め付け作業・緩め作業が行えるようになっています。

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引用元:KTCオフィシャルサイト

更にネプロスブランドの全レンチ類、KTCブランドの主要製品には、パワーフィット思想を昇華させ、接触面積を更に大きくする事で理想的な面接触を実現する「Nパワーフィット形状」が採用されています!

僕自身、KTCネプロスの超ロングストレートのメガネレンチを10年以上使用していますが、自動車のプロペラシャフトのように強いトルクで締まっているボルト・ナットの脱着作業や、高温でボルト・ナットが錆びで固着しやすいエキゾースト系の脱着作業など、いかにもなめてしまう可能性が高いシーンでよく使用しますが、今まで1度もボルト・ナットがなめた事がありません。
(ボルト自体が折れてしまったことはあります)

また、過去の体験談で

「安物のメガネレンチでボルトの角をなめらせてしまい外せなくなってしまった」

という友人がいましたが、KTCネプロスのメガネレンチを貸してあげ、再度なめてしまったボルトを緩めたところ、無事に取り外す事ができた事がありました。

KTCネプロスのメガネレンチに採用されている「Nパワーフィット形状」は、ボルト・ナットの角の部分を避けて面接触するように作られているため、少しくらいならボルト・ナットの角がなめて無くなってしまっても脱着することが可能なのです!

ザグリ加工の有無

KTCネプロスのメガネレンチはボルト・ナットとの接触面積を大きくすることを優先し、あえてザグリ加工をしていない物が多いです。

昔のメガネレンチやソケットレンチではザグリ加工がされているタイプがほとんどでした。

しかし背の低いボルト・ナットが増えてきているため数年前から、あえてザグリ加工をしていない、又はザグリ加工を浅くしている工具も登場してきています。

例えばオートマチックトランスミッションやCVTのミッションオイル(フルード)を抜くためのドレーンボルトなんかは割と昔から薄い物が多く、なめる可能性が高いです。

過去に上質工具の専門店「ファクトリーギア」の店員さんからネプロスのメガネレンチについて質問されたことがあり

「常連さんから『オートマのミッションのドレーンボルトは薄いからネプロスのメガネレンチじゃないと外せない』と言われたことがあるのですが本当ですか?」

と聞かれた事があったのですが、その質問に対して

「ネプロスのメガネレンチ以外でも注意しながらやれば、一応は外せますけど、ネプロスのメガネレンチの方がオートマのドレーンボルトをなめらせてしまう可能性が低いのは確かです」

と答えました。

そして更に付け加えて

「でも、お宅のお店がオリジナルブランドで出しているDEENのメガネレンチでも問題なく外せますよ。僕はいつもオートマのドレーンボルトを外す時はDEENのメガネレンチを使っています」

と教えてあげました。

DEENのメガネレンチもKTCネプロスと同様に、ザグリ加工をしていないタイプのメガネレンチであるため、オートマのミッションやCVTのドレーンボルトをなめらせることなく脱着できるのです。

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ザグリ加工が有った方が良いか、それとも無い方が良いかについてはケースバイケースになってしまうのでハッキリどっちが良いとは言い切れませんが、ボルト・ナットをなめらせる事なく確実に脱着ができることを優先するのであれば、KTCネプロスのメガネレンチのようにザグリ加工の無いタイプの方が良いでしょう。

メッキについて

ネプロスのメガネレンチのメッキは、スナップオンなどのメガネレンチと同様「鏡面仕上げ」となっています。

ネプロスやスナップオンのメガネレンチような「鏡面仕上げ」と、ハゼットやスタビレーのメガネレンチのような「梨地仕上げ」と、どちらの方が良いかについては使う人の好みによって分かれます。

日本では「機能」や「実用性」よりも「見た目の良さ」を重視する傾向が強いため、見た目が綺麗でいかにも値段が高そうな感じがする「鏡面仕上げ」の方が人気があります。

逆に「見た目が渋くて良い!」「他の人と被るのが嫌だ」という理由で梨地仕上げの工具を選ぶ人もいます。

しかし、鏡面仕上げにしろ梨地仕上げにしろ、見た目を良くしてカッコつけるためだけに表面処理されているわけではなく、強度や耐久性、耐腐食性を向上させるという重要な役割があります。

そのため、ここでポイントとなるのは

  • メッキの強度
  • メッキの剝がれにくさ
  • 錆びにくさ

になります。

僕が10年以上愛用しているネプロスの超ロングストレートメガネレンチですが、ある程度の傷や汚れはあるものの、割れ・剝がれ・錆びは、ほとんどありません。

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安物のメガネレンチですと強いトルクをかけた際にメッキが割れたり剥がれたり、数年すると錆びてしまったりする場合がありますが、ネプロスのメガネレンチでは10年以上経った今でも、そういった不具合は発生していません。

ネプロス メガネレンチの比較

ここまでKTCネプロスの超ロングストレートメガネレンチを例に評価してきましたが、スタンダードモデルとされている45°×6°のメガネレンチとの違いや、他社のメガネレンチやコンビネーションレンチと比較し、個人的に感じた事を紹介したいと思います。

ネプロスの超ロングストレートメガネレンチとの比較

「ガタ・遊びの少なさ」「ボルト・ナットとの接触面積」「スグリ加工の有無」「メッキについて」は超ロングストレートメガネレンチも、スタンダードモデルとされている45°×6°のメガネレンチとも、ほとんど変わりはありません。

長さとオフセット以外で違いがあるとすればメガネ部分の外径と形状が僅かに違う事と、超ロングストレートメガネレンチの方はメガネの12角部分が左右非対称になっている事です。

【写真1】

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【写真2】

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引用元:KTC・オフィシャルサイト

14×17メガネレンチの14mm部分の外径を比較した場合、上の写真1・2のように超ロングストレートメガネレンチは19.5mmなのに対し、スタンダードモデルの方は20mmとなっており、僅か0.5mmの差があります。

KTC・ネプロスの超ロングストレートメガネレンチは真横から見た場合、直線的で真直ぐであり、スタンダードモデルの方は若干ではありますが丸みがかっていてふっくらした感じになっています。

超ロングストレートメガネレンチの12角部分が左右非対称になっている件は、スペースが狭い場所で使用する場合を想定し、メガネ部12角の部分をわざと左右非対称にすることで、表裏をひっくり返して使えばスパナレンチのように角度を変えて使うことができるようになっています。

【写真3】

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上の【写真3】のように角度をわざと15°ほど傾けてずらしています。

他社のメガネレンチとの比較

ネプロスのメガネレンチと他社製と比較ですが、例えば先ほど紹介したメガネ部分の外径では、超ロングストレートメガネレンチは19.5mm、スタンダードモデルの方は20mmとなっていました。

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そして他社のメガネレンチやコンビネーションレンチの一例が以下の通りとなっています。

① ハゼット14×15 ショートメガネレンチ20.5mm
② KTC14×17 ショートメガネレンチ20.5mm
③ スナップオン14mm コンビネーションレンチ20.5mm
④ スタビレー14×17 75°オフセットメガネレンチ21.5mm
⑤ DEEN14×17 メガネレンチ23.5mm
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他のメーカーの様々なメガネレンチやコンビネーションレンチと比較してみるとネプロスのメガネレンチの外径は小さく、メガネ部分の肉厚がかなり薄くコンパクトな設計になっています。

この肉厚は、薄ければ薄いほどスペースが狭い所や障害物がある場所でもボルト・ナットにアクセスしやすくなる半面、強度が弱くなる傾向にあるため、肉厚が薄い方が良いか、厚い方が良いかはケースバイケースになってしまいますが、僕自身が10年以上ネプロスの超ロングストレートメガネレンチを使っている限り、1度も破損はしていません。

また、上質工具の専門店「ファクトリーギア」のブログにて紹介されている強度試験によると他社のメガネレンチよりも肉厚が薄いにも関わらず破損トルクの結果が2番目と高順位であり、尚且つDIN規格トルクの3倍もの強度を誇っています!

box-end-wrench-torque-test.png superlong-box-end-wrench-torque-test.png引用元:ファクトリーギア・ブログ

又、この肉厚の薄さが重宝するケースとして、僕自身の経験談では自動車のプロペラシャフトやマフラー・触媒などのエキゾースト系で重宝する時が多いです。

例えばプロペラシャフトではボルト・ナットとプロペラシャフトとのクリアランス(すき間)が狭く、車種によっては肉厚の薄い工具でないと入らない場合があります。

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それに強いトルクで締まっている部位であるため、強度の弱いメガネレンチですと破損してしまう可能性もあります。

また、スパナレンチやモンキーレンチなどを使うとなめてしまう恐れがあります。

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その点、KTC・ネプロスのメガネレンチでは今まで問題なく脱着作業を行う事ができています!

 

まとめ・感想

KTC・ネプロスのメガネレンチについて評価や比較をしてみましたが、いかがだったでしょうか?

KTCが最上級にして最高級なブランドとしてリリースしているネプロスのミラーツール!

通常のKTCでも充分に高価で上質な物であるにも関わらず、そこから更に高級ブランドとして手掛けているだけあって販売価格は尋常じゃないくらい高価であるため、なかなか手が届きにくい逸品ではありますが、それだけの価値はあるかと思います!

一昔前では、高級工具と言ったら日本ではスナップオンが有名でしたが、今やKTC・ネプロスは世界各国の最上級グレードの工具メーカーと比較される対象になっています!

値段が値段だけに買うのに勇気がいるかもしれませんが、是非とも京都のモノ作りへの拘りに目を向けてみて下さい!

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