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メガネレンチ おすすめなサイズ 自動車 バイク 自転車整備など

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こんにちは!

今回はメガネレンチの使用頻度の多い、おすすめなサイズと、サイズの見方や選び方を紹介します!

メガネレンチってサイズや種類が多くあり初心者の方などは、どれを買えば良いか分からないという人もいると思います。

どのサイズから買っていけば良いの?
バラ売りの物を1本ずつ必要そうなサイズだけ買えば良い?
それともメガネレンチのセットをまとめて買うべき?

こういった疑問を持っている人って多いかと思います。

そこで今回は、自車でサーキットを走ったり、国家1級自動車整備士の資格を持ち、自動車整備士の経験もある僕がプロ目線、DIY目線、プライベート目線で、これらの疑問について解説します!

また、近年多く出回り始めたマイナーなサイズについても紹介していきたいと思います。

 

メガネレンチのおすすめなサイズ・主要サイズ

使用頻度の多いメガネレンチのサイズ

メガネレンチで使用頻度の多いサイズですが、自動車・バイクの整備でしたら主に

8mm、10mm、12mm、14mm、17mm、19mm、21mm、22mm、24mm辺りが主流です。

もし自動車やバイクの整備士になるのであれば、これらのサイズは早めに揃えておく事をおすすめします。

19mm以上のサイズは主に足回りやブレーキなど重要部品がメインになってくるため、軽作業やDIYでしたら8mm、10mm、12mm、14mm、17mm、19mmのメガネレンチやコンビネーションレンチを優先的に揃えていくのがおすすめです。

優先順位としては低いですが、たまに13mmも登場することがあるので余裕があれば購入しておいても良いと思います。

ちなみにスパナレンチやソケットレンチでもだいたい同じサイズが主流ですが、スパナレンチの場合、19mmを超えるサイズになってくるとモンキーレンチで作業する事の方が多くなるため、とりあえずは19mmくらいまでで良いと思います。

ソケットレンチではメガネレンチよりも大きいサイズが必要になる事が増えてきます。

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自転車ですと

8mm、10mm、12mm、14mm、15mm、17mm辺りが主流であり、自動車やバイクではあまり見かけない「15mm」が存在します。

15mmは自転車のクランクペダルやホイールナットに使われている事が多いです。

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自動車・バイクの時と同様に自転車でも、たまに13mmが登場することがあるので、こちらも余裕があれば購入しておいても良いと思います。

13mmのメガネレンチですが、13mmのボルト・ナットは自動車整備では少ないですが、一般的にはよく使われるサイズであるため、自動車整備以外でメガネレンチを使う場合は持っていた方が良いです。

使用頻度の少ないサイズについて

先ほど紹介したメガネレンチのサイズに無い物では

7mm、9mm、11mm、16mm、18mm、20mm、23mm

になります。

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これらのサイズのボルト・ナットが使われている場合もありますが、頻度的には少ないため、必要だと感じたら後々購入すると良いでしょう。

実例としては

7mm、9mm、11mmはマツダの2代目デミオ(DY系)や外車、ブレンボのブレーキキャリパー装着車などのブリーダーボルト(ブレーキフルード交換時に締めたり緩めたりする場所)など。

16mm、18mmはニッサン車、ホンダ車、外車の足回りやエンジンマウント、ミッションマウント、アーシングケーブルなど。

20mmは乗用車の盗難防止用のホイールナット、23mmは小型の貨物車のホイールナットなどで使われている場合がありますが、ホイールナットの脱着の場合はメガネレンチではなくソケットレンチや十字レンチを使いますので、基本的に20mm、23mmではメガネレンチの出番はあまりないです。

メガネレンチ おすすめサイズの揃え方

セット物をまとめて買うか?バラ売りの物を買うべきか?

自動車・バイクの整備なら8mm、10mm、12mm、14mm、17mm、19mm、21mm、22mm、24mm。

自転車でしたら8mm、10mm, 12mm, 14mm, 15mm, 17mmを優先的に買い揃えて行くのがおすすめとお伝えしました。

そこで迷うのがセットになっている物を買い、まとめて一気に買い揃えるか、それともバラ売りの物を必要な物だけ買い、最小限の出費で済ませるかです。

初心者、整備士入門者、DIYの方などは、予算の関係などで最初から全て揃えるのは負担が大きいため、少しづつ揃えていきたいと思う人も多いと思います。

具体的に使用するサイズが決まっている場合や、最小限の作業しかしないことが確定しているのであればバラ売りの物を必要な分だけ買い、最小限の出費で済ませても良いと思います。

例えば「今乗っている愛車のエンジンオイル交換でしか使用しない」と決めているならば、その愛車に使われているエンジンドレーンボルトのサイズのメガネレンチを1本買えば済みます。

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ですが、後々は色々な整備をしていく予定だったり、仕事で色々な作業をされるのであればセットでまとめて買うことをおすすめします。

実際に色々な作業をやると分かるのですが、工具って割と多めに持っていた方が重宝することが多いため、色々なサイズを持っていた方が吉となります。

それに大抵のメガネレンチセットは使用頻度の高いサイズが中心に揃えられていることが多いため妥当です。

同じサイズの物は複数必要?

メガネレンチやスパナレンチでは両端でそれぞれサイズの違う口径部を組み合わせているのが基本となっています。

例えば片方が12mmであったら、もう片方は12mm以外のサイズになっている物がほとんどで「12×12」のメガネレンチ・スパナレンチよりも、「12×13」「12×14」のようなメガネレンチ・スパナレンチがスタンダードモデルとして使われることが多いです。

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そのためセットの物をまとめて買うとサイズがダブってしまう事があります。

仮に8×10、10×12、12×14、14×17、17×19のメガネレンチ5本入りセットを買うと「10mm」「12mm」「14mm」「17mm」が重複してしまいます。

この場合8×10、12×14、17×19の3本を買えば本数を2本減らすことができ、余分に買わずに済みますね?

特に初心者やDIYの方でしたら、プロの整備士のように多くの工具を持っていなくても良い気がすると思います。

買う本数をできるだけ減らしたいのならば、こういった買い方もありだと思います。

しかし、個人的には同じサイズの物を重複させて揃える事をおすすめします。

理由としては2つあり、1つは長さの異なるメガネレンチが複数本あった方が良い場合が多いからです。

14mmのボルト又はナットを緩めようとする時は14mmのメガネレンチを使いますが、この場合、12×14のメガネレンチか14×17のメガネレンチの2択になりますが、この2本のメガネレンチでは長さが異なります。

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強い力で脱着する場合や、奥まっていて届きづらい場所では14×17の長いメガネレンチの方が有利です。

逆にあまり強い力は必要なく早回しをしたい場合や、狭くてメガネレンチを回すスペースが少ない場所では12×14の短いメガネレンチの方が有利です。

特に自動車を整備する際には色々なケースがあるため長いメガネレンチを使用した方が良い場合と、短いメガネレンチを使用した方が良い場合と様々です。

そういったケースはプロの整備士が仕事で使う時だけでなく、DIYやプライベートで整備をされる場合でも同じ事が言えます。

例えば自宅の車庫やサーキット場のピット・パドックなどで下回りや足回りの整備しようとする際、整備工場のように車を持ち上げるための設備(リフト)が無いことがほとんどであるため、大抵はジャッキとリジットラック(通称ウマ)を使って作業をします。

大型サイズのジャッキがあればまだ良いのですが、多くの方はホームセンターで売られているような安くて小さいジャッキ、又は持ち運びに便利な軽量コンパクト設計のジャッキで作業される方が多いと思います。

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本来は危険なためNGな方法ですが、人によっては車載工具のパンタグラフジャッキで作業する方もいるかもしれません。

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その場合、車体をあまり高く持ち上げることができないため、地面と車体とのすき間が少なく作業し辛い状況になります。

特に下回りの整備では地面が邪魔でスペースが狭く短いメガネレンチでないと作業できない場合もあります。

逆に無理のある体勢で作業を行う場合や、メガネレンチは回せるものの腕や肘が地面と当たって上手くチカラをかけられない状況では、長いメガネレンチでないとボルト・ナットが固くて緩まない事もあります。

DIYやプライベートならではの苦労もあるため、色々な長さ、色々な形状のメガネレンチが複数本あった方が便利なのです。

 

2つ目の理由は、片方のボルトを固定しながら反対側のナットを回したい時、あるいは両方のボルトとナットを同時に回したい場合、メガネレンチが2本必要になります。

そして、このボルトとナットが2つとも同じサイズだった場合、例えば14mmのボルトに14mmのナットが付いている物を脱着しようとする場合、14mmのメガネレンチが2本必要になります。

例えば車のマフラーやエキスパートパイプのフランジ部分のボルト・ナットを脱着する場合です。

【写真1】

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【写真1】のマフラーのフランジ部分は14mmのボルトと14mmのナットによって挟み込むように固定されています。

このボルトとナットを緩める場合、どちらか片方を抑えながらもう片方を緩めるか、左右両方を同時に緩めなければならないため、14mmのメガネレンチが2本必要になります。

もし先ほど例に挙げた「8×10、10×12、12×14、14×17、17×19」のメガネレンチ5本入りセットを買っていれば「12×14」のメガネレンチと「14×17」のメガネレンチを使えば脱着することができます。

しかし8×10、12×14、17×19の3本のメガネレンチしか買わなかった場合では、14mmのメガネレンチが1本しかないため脱着することができません。

場合によっては片側を素手で抑えるやり方でも可能な場合もありますが、そのような方法が困難な場合では14mmメガネレンチが2本必要になります。

 

 

まとめ

メガネレンチでおすすめなサイズ、使用頻度の多いサイズについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

作業する内容によっても多少は変わってきますが、よく使用するサイズというのは、ある程度きまっていて既にセットになっているメガネレンチを購入すれば大抵、主流のサイズが揃います。

予算の都合上で、なるべく少ない本数で済ませたいという方もいるかもしれませんが、その辺りはご自身の判断で揃えていって下さい。

また、今回はサイズの単位が「ミリメートル」のメガネレンチについて紹介しました、物によってはサイズの単位が「インチ」のメガネレンチもあります。

サイズがインチ単位のメガネレンチに関しては、主に外車で登場するケースが多いですが、最近では外車でもミリメートルサイズのボルト・ナットが使用されるようになってきたため、インチサイズのメガネレンチの出番は減ってきています。

そのためインチサイズの物は無理に買い揃える必要はなく、頻繁に必要になってからで大丈夫だと思います。

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