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天体・星

しぶんぎ座流星群とは?いつ見れる 母天体(彗星)の説明!

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今回は「しぶんぎ座流星群とは?いつ見れる 母天体(彗星)の説明!」とタイトルにもある通り「しぶんぎ座流星群」についての基本情報を書いてみました。

しぶんぎ座流星群は、ふたご座流星群やペルセウス座流星群に並ぶ「3大流星群」の中の1つであります。

しかし、3大流星群というものの、あまりよく知らない方も多いと思いますし、そもそも「しぶんぎ座って何?」と思っている方もいるでしょう。

そこで今回は簡単にではありますが「しぶんぎ座流星群」について説明したいと思います。

 

しぶんぎ座流星群とは いつ見れるかの説明

しぶんぎ座流星群はいつ見れるか

しぶんぎ座流星群は毎年、1月1日頃~1月5日頃に活動期間を迎え、1月3日~1月4日頃に鋭い極大ピーク日を迎えます。

日本では夜明けの2~5時間前くらいの時間帯でないと放射点の高度が観察に適した位置まで上がってこない関係で、1月4日の明け方近くに実質のピーク日を迎えることが多いです。

つまり、夜勤で働いている人でない限り、大抵の人は寝ている時間帯でないと放射点が適切な位置に来ないのです。

また、ピーク時間が短いため、ピークが日中に当たってしまった年は、あまり多くの流れ星を見ることができません。

極大時には1時間あたりで約20個~40個くらいの流れ星が見られ、多い時では1時間に60個くらい流れ星が出現することもあり、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並ぶ「三大流星群」の1つでありますが、比較的アタリ・ハズレの多い流星群です。

放射点が北天にあるので、この流星群を観察できるのは基本的に北半球エリアになります。

しぶんぎ座について

しぶんぎ座は漢字で「四分儀座」と書きます。

又は「へきめんしぶんぎ座(壁面四分儀座)」と呼ばれる星座で「りゅう座」「ヘルクレス座」「うしかい座」の狭間の辺りに昔あった北側の空に位置する星座です。

1795年にフランスの天文学者である「ジェローム・ラランド氏」が設定した星座でしたが、1922年に国際天文学連合が選定した88の星座から除外され、廃止になった星座であります。

今では周辺にある星座の一部となり、吸収合併されました。

「しぶんぎ座流星群」は放射点が、過去にしぶんぎ座があった場所にあるため、その名前が付けられました。

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引用元:PC用アプリ・ステラリウム

「四分儀」は扇形をした分度器のような物で、天体観測では高度計、航海道具としては時計として等に使われていた計測機器です。

 

しぶんぎ座流星群とは 母天体・彗星の説明

しぶんぎ座流星群の母天体は今のところ確定はしておらず候補が複数ある状態となっています。

「マックホルツ第一周期彗星 (96P)」 「 C/1490 Y1」「太陽系小天体 2003 EH1(小惑星番号196256)」「ヘール・ボップ彗星」などが現段階では候補となっています。

このうち公転周期が5.53年の「太陽系小天体 2003 EH1(小惑星番号196256)」は軌道傾斜が大きい点以外は、短周期彗星の軌道に似ている軌道の小天体であり、1975年と1987年のしぶんぎ群の大出現が、この小天体の回帰による大出現とも読み取れることから、母天体の候補の中でも有力候補として注目されています。

しかし、この小惑星が、どのように流れ星の素となるダスト(ちり)を放出したのかが今のところ分かっていません。

 

関東で星空が綺麗に見えるおすすめスポット

今回はしぶんぎ座流星群の基本情報について説明しましたが

「綺麗に星空が見られる場所で流星群を観察したい!でも、あまり遠出はしたくない…。」

という方のために東京の都心を基準に比較的、容易に行ける範囲で星空が綺麗に見えるおすすめスポットの記事リンクを貼ってありますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください!

あまり遠すぎず、なるべく24時間営業のコンビニやトイレが近くにある場所を中心に紹介してるので、初心者の方にもオススメです!

東京都のおすすめ星空スポット

千葉県のおすすめ星空スポット

埼玉県のおすすめ星空スポット

茨城県のおすすめ星空スポット

今後も少しずつ、おすすめスポットについて追記していく予定です。
m(__)m

 

まとめ

しぶんぎ座流星群について簡単に説明しましたが、いかがだったでしょうか?

ここで要点をまとめてみましょう。

しぶんぎ座流星群・要点まとめ
  • しぶんぎ座流星群は毎年1月1日頃~1月5日頃に活動期間を迎え、1月3日~1月4日頃に鋭い極大ピーク日を迎える。
  • しぶんぎ座は昔「りゅう座」「ヘルクレス座」「うしかい座」の狭間の辺りにあった北側の空に位置する星座で過去に廃止された。
  • 素となる母天体はハッキリとは確定しておらず、現段階では「太陽系小天体 2003 EH1(小惑星番号196256)」が有力候補。
  • 三大流星群の1つであり流れ星の数は多いが、あたりハズレが多い。

1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群に並ぶ3大流星群の1つではあるものの、過去に廃止された「しぶんぎ座」が名前として使われていることもあり、割と知名度は低く知らない方も多い流星群です。

年によってあたりハズレが大きい流星群ではありますが、1時間あたりに出現する流れ星の数が多い大規模な流星群ですので、シーズンが到来した際には是非とも鑑賞してみて下さい!

2021年の、しぶんぎ座流星群に関する情報はコチラを参照下さい!
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しぶんぎ座流星群2021年の方角 ピーク時間帯 放射点の解説!