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天体・星

しぶんぎ座流星群2021年の方角 ピーク時間帯 放射点の解説!

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2021年1月に極大(ピーク)を迎える「しぶんぎ座流星群」の方角・方向・時間帯について解説したいと思います。

前回の天体ショーネタでは「こぐま座流星群2020」と「木星・土星が約400年振りの超大接近」という事が同時期にありました。

※「こぐま座流星群2020」と「木星・土星が約400年振りの超大接近」についての記事はコチラを参照下さい。

↓↓↓

>>>こぐま座流星群2020

>>>木星・土星が約400年振りの超大接近

しぶんぎ座流星群といえば、12月のふたご座流星群、8月のペルセウス座流星群に並ぶ3大流星群の1つです!

任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」の影響もあり、流星群のような天体ショーネタに興味が湧いた人もいると思います。

また、天体ショーは新型コロナウイルスの影響を受けにくいイベントでもあります!

しぶんぎ座流星群2021年の方角 ピーク時間帯

しぶんぎ座流星群2021の方角について

しぶんぎ座流星群2021の方角ですが、一般的には「どの方角でも良い」とされています。

しかし、それではあまりにも漠然としすぎていますし、一応、流星群には「放射点」という部分を中心として降ってきますので、なんの目安もなしに空を眺めるのも微妙かなと思います。

そこで、この記事では「しぶんぎ座流星群2021の放射点」について解説したいと思います。

しぶんぎ座流星群の放射点は「うしかい座」「りゅう座」の中間あたりにあります。

方角は時間帯によってある程度は動きますが主に北東になります。

東京を例にした場合の目安としては

午後23時頃に北北東の地平線(又は水平線)から放射点が現れ始める
 ↓
日付が変わり午前3時~5時頃に見やすい位置まで上昇
 ↓
その後、朝日で空が明るくなっていき、見えなくなる

といった流れになります。

【写真1】

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2021年1月4日 AM3時頃 東京の空のシミュレーション
引用元:PC用アプリ・ステラリウム

ただ、流星群というのは放射点付近でしか流れ星を見られないわけではないため、放射点のある北東ばかりを限定的に見る必要はなく、もっと広範囲を眺めるイメージで大丈夫です。

1つ注意する点としては、2021年のしぶんぎ座流星群は月あかりの影響が大きいため、南側の空を眺めていると明るい流れ星しか見えなくなる恐れがあります。

なるべく放射点があり、月あかりの影響も少ない北側の空を眺めるのがオススメです。

しぶんぎ座流星群2021のピーク時間

しぶんぎ座流星群2021が極大となるピーク時間ですが、2021年1月3日の23時~24時頃と予測されています。

残念ながら極大を迎えるピーク時間は、日本では放射点の位置がかなり低いため、あまり観察するのに適していません。

放射点の位置が低くても流星群を見ることはできますが、流星群は放射点が高い位置にある方が流れ星の出現数が多くなる特性があります。

そのため日本で実質の見頃とされているピーク時間は2021年1月4日、夜明けの2~4時間前くらいです。

東京を例にすると、だいたい1月4日の午前2時~5時くらいになります。

地域によって、ある程度の誤差がありますので、各地域の日の出の時刻を基準にし、その時刻よりも2~4時間くらい前の時間帯が実際のピーク時間になります。

 

しぶんぎ座流星群2021年の放射点

放射点の見つけ方

しぶんぎ座流星群2021年の目安となる放射点の探し方ですが、代表的な星列である北斗七星を目印に探してみると良いと思います。

放射点の位置的には「りゅう座」と「うしかい座」の中間あたりにあるのですが、星座に詳しくない方ですと、この2つの星座は分かりにくいかもしれません。

北斗七星なら学生の頃の理科の授業でも出てくる有名な星列であり、2等級の明るさの割と目立つ星が多いため目印にしやすいと思います。

※星の明るさを表す「等級」についての解説はコチラを参照してみて下さい!
↓↓↓
星の明るさを表す「等級」とは

北斗七星は「おおくま座」のしっぽの部分であり、そのしっぽの先端より少し下の方に、しぶんぎ座流星群の放射点があります。

【写真2】

quadrantids2021_01_04_300a.png

2021年1月4日 AM3時頃 東京の空のシミュレーション
引用元:PC用アプリ・ステラリウム

また、古典的な見つけ方ではなく「スマートフォンのアプリ」という文明の利器を使って探し出しても良いと思います。

スマートフォンのアプリで見つける

近年ではスマートフォンのアプリが便利になり、星や星座を見つける際にも重宝します。

スマートフォンを空や地面に向けて動かすと、それに合わせてスマートフォンの先にある星や星座の名前が画面上に表示されます。

アプリの種類も色々ありますが、僕がよく使うのは「Star Walk2」と「星座盤」というアプリです。

 

課金することでバージョンアップさせることもできますが、無料版のままでも充分に使えます。

「Star Walk2」と「星座盤」以外にも色々と便利なアプリがありますので、ご自身が使いやすいと思った物を活用すると良いと思います。

 

しぶんぎ座流星群2021年を鑑賞するのに必要な物

あると便利な物・服装

しぶんぎ座流星群2021年を鑑賞するにあたって特に必須となる物は無いのですが季節的に、とにかく暖かい服装やホッカイロがあると良いでしょう。

また、長時間、立ったまま同じ方向の空を見上げても疲れないようにするために椅子を用意するか、レジャーシートを用意して上向きに寝ながら星空を鑑賞できるようにするのも良いと思います。

流星群と言っても、よっぽど大フィーバーしない限りは数分で何十個も流れ星を発見できるわけではく、少なくとも20~30分くらいは見続ける必要があります。

それと、星空を鑑賞するのに便利そうな望遠鏡や双眼鏡ですが、流星群のように速い動きをするものを見る場合では不向きであるため、しぶんぎ座流星群だけを目的とするなら肉眼の方が良いと思います。

注意事項

もし、しぶんぎ座流星群を鑑賞するために張り切って星空の綺麗な山奥などに行かれる場合は野生の動物に気を付けましょう。

特に熊・鹿・イノシシのような大型の動物は要注意です。

星空を眺めている時だけでなく車で走行している時も要注意であり、衝突してしまうとダメージが大きく、廃車クラスの事故に至るケースも珍しくありません。

特に峠道ですと見通しの悪いブラインドコーナーもあり、カーブを曲がった先で野生の動物と遭遇してしまうこともあります。

こちらの存在にビックリして逃げてくれれば幸いですが、逆に近づいてこられてしまうと厄介です。

また、路面の凍結も考えられますので充分に注意して下さい。

 

関東エリアで星空が綺麗に見えるおすすめスポット

今回はしぶんぎ座流星群2021年を中心に紹介しましたが

「なるべく綺麗に星空が見られる場所で流星群を見てみたいけど、あまり遠出はしたくない…。」

という方のために東京の都心から割と気軽に行ける範囲で星空が綺麗に見えるオススメな場所の紹介記事のリンクを貼ってありますので、よろしければ合わせてご覧ください!

都心からあまり遠くなく、極力24時間営業のコンビニやトイレが周辺にある場所をメインに紹介していますので、初心者の方にオススメです!

東京都のおすすめ星空スポット

千葉県のおすすめ星空スポット

埼玉県のおすすめ星空スポット

茨城県のおすすめ星空スポット

今後も少しずつ、おすすめスポットの紹介記事を追加していこうと思います。
m(__)m

 

まとめ

今回は「しぶんぎ座流星群2021年」の方角・ピーク時間帯・放射点・月あかりの影響などについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

ここで要点をおさらいしましょう

要点おさらい
  • しぶんぎ座流星群2021年の放射点は北東。
  • 無理に放射点がある方角ばかりに縛られる必要はないが、月あかりの影響を避けるため、北側の空を中心に眺めると良い。
  • 日本でのしぶんぎ座流星群2021年の見頃は
    2021年1月4日 夜明けの2~4時間前くらい。

2021年のしぶんぎ座流星群は条件的には、いまひとつですが、新型コロナウイルスの影響でイベント関係が中止になってしまい、退屈している人も多いと思います。

天体ショーネタでしたら新型コロナウイルスの影響で中止になることはなく、天気さえ良ければ見ることができますのでオススメです!

また、しぶんぎ座流星群の基本情報については別記事にて説明していますので、コチラをご覧ください!
↓↓↓
しぶんぎ座流星群とは?いつ見れる 母天体(彗星)の説明!