天体・星

惑星・水星の特徴を簡単に説明!大きさ・温度・人間は住めるかなど

mercury

こんにちは、プロキオンです!

今回の記事では太陽系第1惑星の「水星」の特徴を簡単に説明したいと思います。

太陽系の惑星の中で1番太陽に近い場所にある水星。

学生の頃に水・金・地・火・木・土…と教わったと思います。

この記事では水星の大きさや温度、重力、質量などの基本情報や、肉眼で見えるか、人間が住めるかなどを説明していきたいと思います。

惑星・水星の特徴を簡単に説明

惑星・水星の基本情報

【地球と比較した場合の水星の基本情報】

地球と水星の比較水星地球
大きさ(赤道半径)2440km6378km
温度約-180°~430°約-98°~58°
自転周期58.65日0.9973日
公転周期87.969日365.257日
衛星の数なし1個
輪・リングなしなし
太陽との平均距離5791万km1億4960万km
質量地球1に対して0.056
重力地球の0.38倍1倍
英語名Mercury(マーキュリー)Earth(アース)
地球から見た明るさ約 ー0.7~0.2等級

明るさの等級は、数値が多いほど明るさは暗くなり、数値が少ないほど明るいことを意味します。

つまり1等級、2等級、3等級と増えるにつれて暗い星であることを意味します。

逆に0等級、 ー1等級、 ー2等級、 ー3等級とマイナスになるほど明るい星であることを意味します。

ちなみに太陽の明るさがマイナス26.7等級、月の明るさがマイナス12.7等級であり、肉眼で見える星の明るさは、条件の良い田舎や山奥で6等級くらいまでです。

水星ってどんな惑星?

水星は太陽系の惑星のなかで1番太陽の近くにあります。

水星には大気がほとんどない関係で、温度を保っておくための保温効果もほとんどなく、昼間は表面の温度が430度くらいまで上がるのに対して、夜はマイナス180度まで下がってしまいます。

太陽から1番近いことから気温が高い惑星と思われがちですが、夜は極寒な惑星です。

大きさは月より少し大きいくらいで、地球の約5分の2くらいであり、冥王星が惑星扱いではなくなった今では太陽系の惑星の中で1番小さな惑星です。

重さは地球の18分の1くらいと非常に軽いです。

水星は岩石(がんせき)と金属からできていて「鉄の惑星」とも呼ばれています。

雲も無く見た目や、昼と夜とで寒暖差が激しい辺りは地球の衛星である「月」と似ています。

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引用元:スマートフォン用アプリ・Star Walk2

水星には衛星が1つも無く、土星のような輪もありません。

地球の1日は24時間なのに対し、水星の1日(自転周期)は約59日と非常にゆっくりです。

地球の1年は365日なのに対し、水星の1年(公転周期)は約88日であり、地球の4分の1くらいです。

水星は肉眼で見えるか?

水星は地球から肉眼で見ることは可能です。

地球から見た明るさは最大でマイナス0.4等級です。

義務教育でも水・金・地・火・木・土…と教わるので名前くらいはご存知の方が多いかと思いますが、実際に見たことがあるという人は、かなり少ないと思います。

水星は地球よりも内側を公転している関係で、なかなか見ることができない星であり、実は天文ファンでも見たことがないという人が割といるくらい、見るのが難しい惑星で、なかなかレアリティの高い天体なのです。

太陽の近くにある星、つまり太陽から大きく離れることがないため皆既日食でも起きない限り、東の空で日の出の60分前くらいか、西の空で日没の60分後くらいという限られた時間帯でしか見ることができず、しかもかなり低位置でしか見ることができません。

かなり低位置でしか見ることができないので、地平線または水平線が見えるくらい障害物となる建物や森林がない場所でなければならないといった条件も必要となり、難易度の高い星です。

地動説で有名なコペルニクスですら水星を見ることができなかったと言われています。

水星が最も長い時間、且つ高い位置で見ることができる時、つまり太陽から最も大きく離れる状態を「最大離角」といい、この最大離角を迎えるタイミングは1年で約3回ほどあります。

引用元:ウィキペディア・離角

また最大離角には「東方最大離角」「西方最大離角」があり、

「東方・西方」は太陽から見て対象物である水星が、どの方角にあるのかを意味しています。

つまり、太陽から見て東側に水星がある時を東方最大離角
(日没時の西の空)

逆に西側に太陽から見て西側に水星がある場合を西方最大離角
(日の出時の東の空)

と言います。

ややこしいかもしれませんが

東方最大離角
⇒明け方に太陽と水星が東の空に見える

西方最大離角
⇒夕方に太陽と水星が西の空に見える

という意味ではありません。

この「最大離角」を迎えている時が、水星を見つけやすいタイミングと言えます。

明るさ的にはマイナス0.4等級と充分に明るい星ではあるのですが、見ることのできる時間帯が限られていることや、かなり低い位置でしか見ることができないため、実際に見たことがある人は少ないのです。

もし水星を観察する際の場所選びとしては暗さや空気の綺麗さよりも、なるべく地平線や水平線が見えるくらい障害物となる建物や森林が無い場所で観察するか、高い場所から観察するのが良いです。

 

惑星・水星に人間が住めるか?

人間は住めるか?生物はいるか?

気温が430度からマイナス180度くらいと、昼は暑すぎて夜は寒すぎるという環境であり、水も無いので人間が住むのは無理と言われています。

空気もほとんどなく、真空状態に近いため呼吸もできません。

生物についてですが、地球上の生物は水が無ければ生きていけません。

それは地球外、つまり宇宙においても同様だと考えられています。

一応、水はないとされているものの、地下には氷が眠っているとされています。

その氷が溶けて水となり、そこに何かしらの生物が誕生している可能性はゼロとは断言できませんが、仮に生物が誕生していたとしても水星の厳しい環境に適応できるとは考えられにくいため、絶滅をくり返すと考えられます。

水星に「水」は無いが「氷」はある

「水星」という名がついている惑星であり、豊かな水がありそうではありますが、残念ながら水はありません。

ちなみに水星は英語では「Mercury(マーキュリー)」と呼ばれ、これはローマ神話の神・メルクリウス(ヘルメス)の英語名です。

水星は太陽系の惑星の中で1番内周する惑星で運行が速いことから、俊足の神の名を冠したものであります。

つまり「足が速い人」を意味し、「水」とは一切関係ありません。

水星の気温は430度からマイナス180度くらいと寒暖差が非常に激しく、仮に水が存在したとしても一瞬にして蒸発してしまうか凍結してしまい、液体として存在できる可能性はゼロに近いです。

しかし水星探査機の「メッセンジャー」の探査によると、地下には大量の氷が眠っていると考えられる証拠が発見されました。

太陽光が届かない北極点に当たる部分には、氷が溶けることなく残っているというデータが得られたそうです。

つまり液体状の「水」は、ほぼ無いとされていますが、氷は存在しています。

 

星空が綺麗に見えるおすすめスポット

今回は太陽から1番近い惑星・水星について紹介しましたが

「どうせなら綺麗に星空が見られる場所で鑑賞したい!」

という方のために星空が綺麗に見えるおすすめスポットの紹介記事のリンクを貼ってありますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください!

ただし、以下のおすすめスポットは星空が綺麗に見える場所の紹介であり、水星を見ることができる場所の紹介というわけではありません。

先ほども説明した通り水星というのは皆既日食でも起きない限り、かなり低い位置でしか見ることのできない天体であるため、以下のおすすめスポットで必ず見られるという保証はありませんのでご注意ください。

東京都のおすすめ星空スポット

千葉県のおすすめ星空スポット

埼玉県のおすすめ星空スポット

茨城県のおすすめ星空スポット

今後も少しずつ、おすすめスポットの紹介記事を追加していこうと思います。
m(__)m

 

まとめ

太陽系の惑星の中で1番太陽に近い場所にある水星。

決して認知度は低くなく、名前くらいはご存知の方が多い星ではありますが、意外と水星の特徴や詳細までは知られていないことが多く、実際に見たことがある人も少ない惑星であります。

他の星と違い、水星は夜は見えないこともあり、馴染みが浅いレアリティの高い惑星です。

天体好きな方も、そうでない方も、1度は実際に見て欲しい惑星ですね。