こんにちは!
2020年12月17日(木曜日)に細い月と木星、土星が接近し、3つが並び綺麗に見ることができるという天体ショーがあります!
数日後には木星と土星が約400年ぶりの超大接近をしようとしている所に月が加わるわけですが、今年から問題になった新型コロナウイルスの影響で色々なイベントなどが中止になったり、旅行に行けなくて退屈してしまっている方もいると思います。
そこで当記事ではコロナウイルスの影響に関係なく、天気と場所さえ良ければ見ることができる「月 木星 土星が並ぶ(接近する)」という天体ショーネタについて解説していきたいと思います!
月 木星 土星が並ぶ・接近する天体ショーの基本情報
時間帯について
2020年12月17日の夕方から宵(よい)にかけて、月齢3の細い月と木星、土星が並んで接近します。
※宵(よい) ⇒ 日が暮れて、まだ間もない頃を意味します
並ぶと言っても横一列になるわけではありませんが、現在、接近中である木星と土星に細い月が加わります。
【写真1】
【写真2】
2020年12月17日 夕方17時頃 東京の空のシミュレーション
引用元:PC用アプリ・ステラリウム
上の【写真1】【写真2】のように東京を例にすると夕方の17時頃にちょうど月・木星・土星が3つ並んで接近している様子が見られます。
地域によって時間帯には誤差がありますが、太陽が沈む時間帯を基準にし、夕方~宵(よい)くらいが見頃で、日没から1時間以内くらいまでがタイムリミットかなと思います。
(障害物となる建物や森林が無いことが前提です)
「〇〇時頃に」と時刻を基準にしてしまうと地域によって地平線(又は水平線)に沈む時間帯に誤差が出てしまいますが、月・木星・土星と同様に同じような誤差がある太陽の日没時間を基準にすれば、誤差を無くすことができます。
方角について
月・木星・土星が見られる方角ですが、南西の空の低い位置で見ることができます。
先ほどの【写真1】【写真2】のように東京を例にすると夕方の17時頃に南西の空に月・木星・土星が3つ並んで接近している様子が見られます。
その後は18時30分頃に南南西の地平線(又は水平線)の下に沈んでいきます。
あまり早い時間帯ですと、空が明るすぎて月・木星・土星がよく見えません。
特に「土星」は、月や木星と比べると明るさが弱いため、なるべく空が暗くなってから見る方が良いでしょう。
かと言って日没から時間が経過し過ぎると月・木星・土星の高度が低くなりすぎてしまい、建物や森林などのような障害物がある場所ですと見えなくなってしまうので注意が必要です。
少しでもリスクを回避するために南西の空が開けた場所で観察するとよいでしょう。
月 木星 土星が並ぶ・接近する天体ショーを見るのに準備する物
あると便利な物・服装
月 木星 土星が並ぶ・接近する天体ショーを鑑賞するにあたって特に必須となる物は無いのですが、季節はすっかり冬でありますので、とにかく温かい服装で観察しましょう!
また、長時間、立ったまま空を見上げても疲れないようにするために椅子を用意しても良いかもしれません。
双眼鏡や望遠鏡については、もしお持ちでしたら持参してみても良いと思います。
倍率にもよりますが視野5度の双眼鏡で3つの天体を同一視野で見ることができます!
また、もし天体望遠鏡をお持ちでしたら是非とも活用しましょう!
天文台にあるような本格的な天体望遠鏡ではなく、カメラ屋さんや家電量販店、ネットショップなどで売っているような天体望遠鏡で充分に見る事ができます。
値段としては入門用で3万円くらいで購入できると思いますので、興味がある方は今回を機会に天体望遠鏡を用意してみても良いと思います!
ただ、気を付けなければならないのが今回の月 木星 土星が並ぶ天体ショーを見る場合は、夕日を双眼鏡や望遠鏡で見ないように気を付ける必要があります。
太陽が沈んだ後に使う分には問題ありませんが、誤って望遠鏡や双眼鏡で太陽を直接見てしまうと、目を傷める恐れがあります。
双眼鏡や望遠鏡を使う際には太陽を直接見ないように注意するか、日没後に使用するようにして下さい。
スマートフォンのアプリ
近年ではスマートフォンのアプリが便利になり、惑星や星座を見つける際にも重宝します。
スマートフォンを空や地面に向けて動かすと、それに合わせてスマートフォンの先にある星や星座の名前が画面上に表示されます。
アプリの種類も色々ありますが、僕がよく使うのは「Star Walk2」と「星座盤」というアプリです。
無料版と有料版とありますが、無料版のままでも充分使えます。
「Star Walk2」と「星座盤」以外にも色々なアプリがありますので、ご自身が使いやすいと思った物をインストールすると良いと思います。
注意事項
もし、ふたご座流星群2020を鑑賞するために張り切って星空の綺麗な山奥などにいかれる場合は野生の動物に気を付けましょう。
特に熊や鹿、イノシシのような大型の動物は要注意です。
星空を鑑賞している時だけでなく車で走行している時にも注意が必要であり、衝突してしまうと普通に大惨事になり、廃車クラスの事故に至ることも稀です。
特に峠道ですと見通しの悪いブラインドコーナーが多く、カーブを曲がった先で野生の動物と遭遇してしまうこともあります。
こちらの存在にビックリして逃げてくれればラッキーなのですが、運悪くこちらに近づいてこられてしまうと厄介です。
関東エリアで星空が綺麗に見えるおすすめスポット
今回は月 木星 土星が並ぶ・接近する天体ショーについてを中心に星空のイベントの紹介しましたが
「どうせなら綺麗に星空が見られる場所で鑑賞したい!でも、あまり遠出はしたくない…。」
という方のために東京の都心から比較的、気軽に行ける範囲で星空が綺麗に見えるおすすめスポットの紹介記事のリンクを貼ってありますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください!
都心から遠すぎず、なるべく24時間営業のコンビニやトイレが周辺にある場所をメインに紹介していますので、初心者の方にもオススメです!
東京都のおすすめ星空スポット
千葉県のおすすめ星空スポット
埼玉県のおすすめ星空スポット
茨城県のおすすめ星空スポット
今後も少しずつ、おすすめスポットの紹介記事を追加していこうと思います。
m(__)m
まとめ
今回の記事では「月 木星 土星が並ぶ(接近する)」という天体ショーについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
冒頭にもお伝えしたように、数日後には木星と土星が約400年ぶりの超大接近をしようとしているグレートコンジャンクションも起きようとしています!
※木星と土星の超大接近についてはコチラの記事を参照下さい!
↓↓↓
木星土星グレートコンジャンクション2020年12月に超大接近!
今年から問題になった新型コロナウイルスの影響で色々なイベントなどが中止になったり、旅行に行けなくて退屈してしまっている方もいると思います。
その点、天体ショーは天気やその他の条件に恵まれれば見ることが可能です。
12月は空気も澄んでいますし、流星群などの天体ショーネタもありますので星空観賞をしてみてはいかがでしょうか?
次回の流星群は2020年12月に起こる「こぐま座流星群2020」です!
※こぐま座流星群2020についてはコチラをご覧ください!
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こぐま座流星群2020の方角・ピーク時間・月の影響の紹介!