こんにちは、プロキオンです!
今回は「ふたご座流星群とは?ピーク 時間帯 見える方角 母天体を解説!」ということで「ふたご座流星群」について記事を書いてみました。
ふたご座流星群といえば、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群に並ぶ3大流星群の1つです!
任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」通称「あつ森」や、ソロキャンプなどの影響もあり、流星群のような星空のイベントに興味を持たれた方も最近では多いと思います。
そこで今回は簡単にではありますが「ふたご座流星群」についての基本情報を紹介したいと思います。
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ふたご座流星群とは? 素となる母天体について
ふたご座について
ふたご座流星群(学名 Geminids)は「ふたご座」のα星であるカストル付近を放射点として出現する流星群です。
「ふたご座」は黄道12星座の1つで日本では冬の星座であり、冬を代表する有名な星座「オリオン座」の右腕の先に位置する星座です。
双子の兄弟カストール(兄)とポリュデウケース(弟)が2人並んでいるように見える星座になります。
ふたご座の2等級の明るさであるα星(アルファせい)のカストルが兄星で、1等級の明るさのβ星(ベータせい)ポルックスが弟星になります。
ふたご座流星群の放射点は兄のカストールの顔の近くに位置します。
引用元:PC用アプリ・ステラリウム
ふたご座で最も明るく光る弟星のポルックスは、冬のダイヤモンドを形成する恒星の1つでもあります。
ギリシャ神話では
双子ディオスクーロイ(Dioskouroi、ラテン語形:ディオスクリ Dioscuri)が星座になったといわれる。
この双子はスパルタ王妃レーダーの息子で、兄のカストールの父はスパルタ王テュンダレオース、弟のポリュデウケース(ラテン語名ポルクス Pollux、一般に、ポルックス)の父は大神ゼウスであったとされる。
そのため、ポリュデウケースは不死であった。
メッセーネー王アパレウスの双子の息子イーダースとリュンケウスとの争いでカストールが死ぬと、ポリュデウケースはゼウスに二人で不死を分かち合いたいと願った。
ゼウスはその願いを受け入れ、二人を天に上げて星座とした。
引用元:ウィキペディア・ふたご座
とされています。
兄星より弟星の方が明るく輝き、ギリシャ神話でも弟の方が不死身で、なんだか昔の某野球マンガに登場する双子の兄弟のダメ兄貴と優秀な弟みたいですね。
(;^ω^)
ふたご座流星群の母天体
ふたご座流星群の素となる母天体は「ファエトン」という天体で、太陽の回りを1.43年という早い周期で公転する小惑星です。
大抵の流星群の母天体は彗星であり、彗星がまき散らしていくチリが流れ星の素となるのが普通ですが、ふたご座流星群の場合は例外的で、彗星ではなく小惑星が素となる母天体とされています。
この、わずか1.43年という周期は、今のところ知られている中で最も周期が短いとられている「エンケ彗星」の半分以下になります。
ファエトンは、太陽に最も近づいたときは太陽系の第一惑星である水星の軌道よりも遥かに内側に入り込むため、頻繁に強い太陽光を受けています。
そのため昔は彗星だったのですが、頻繁に浴びた強い太陽光の影響で揮発成分が無くなり小惑星となったと推測されています。
ふたご座流星群のピークはいつか や 見える方角について
ふたご座流星群のピーク時期
ふたご座流星群は毎年12月4日頃~12月20日頃にかけて見頃となり、12月14日前後くらいにピークである極大日を迎えます。
ふたご座流星群は毎年のように1時間あたり20個~30個くらいの流れ星の出現を見せ、条件が良い時には、50個~60個くらい出現することもあります。
また、放射点が日没頃から翌日の日の出まで、ほぼ一晩中、地平線の上に現われていることや、季節が冬ということで日本では夜の時間が長いこと、空気が澄んでいて大気の透明度も良い時期であることなどから、一晩のうちに見られる流れ星の数が最も多い流星群とされいます。
流れ星の出現数は多いものの、他の流星群と比較すると当たり外れが少なく、流れ星の流れる速度や、明るい火球の出現数なども平均的な事が特徴です。
しかし、近年では満月並みに明るい火球の出現や、流星痕を残すことがあり、母天体である小惑星ファエトンから流れ星の素となるチリが現在では排出されていない割には活動的な一面もある流星群であります。
ふたご座流星群の見える方角について
ふたご座流星群の見える方角ですが、一般的には「どの方角でも構わない」とされています。
しかし一応、流星群というのは「放射点」という部分を中心に降ってきますので、なんの目安もなしに空を眺めるのも微妙な気がしますし、「ふたご座流星群」という名前が付いているくらいだから双子座が位置する方角くらいは把握しておきたいと思う人もいると思います。
そこで、この記事では「ふたご座流星群の放射点」や「双子座」の方角について解説したいと思います。
流星群の中心となる放射点は時間帯によって動きます。
東京を基準にした場合の目安としては
夜の18時頃に北東の地平線(又は水平線)から放射点が現れ始める
↓
日付が変わり深夜1時頃に、ほぼ真上に放射点が到達
↓
早朝6時頃、西の空の高度30度くらいの位置に到達
↓
その後、朝日で空が明るくなっていき、見えなくなる
といった流れになります。
かなりザックリ言ってしまえば
夜⇒東の空 深夜⇒ほぼ真上 明け方⇒西の空
という流れで時間と共に放射点が移動していきます。
時間は場所によって、ある程度の誤差がありますが日本国内ならば、だいたい同じです。
【写真1】
2020年12月13日 PM19時頃 東京の空のシミュレーション
引用元:PC用アプリ・ステラリウム
ふたご座流星群は、ほぼ一晩中、見ることができますのであまり時間帯には困らないかと思います。
ただ、流星群というのは放射点近辺でしか流れ星を見ることができないというわけではないので、そこまでふたご座流星群の放射点ばかりを集中的に見るのではなく、広範囲を眺める感じで大丈夫です。
関東で星空が綺麗に見えるおすすめスポット
今回はふたご座流星群について紹介しましたが
「どうせなら綺麗に星空が見られる場所で鑑賞したい!でも、あまり遠出はしたくない…。」
という方のために東京の都心から比較的、気軽に行ける範囲で星空が綺麗に見えるおすすめスポットの紹介記事のリンクを貼ってありますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください!
都心から遠すぎず、なるべく24時間営業のコンビニやトイレが周辺にある場所をメインに紹介していますので、初心者の方にもオススメです!
東京都のおすすめ星空スポット
千葉県のおすすめ星空スポット
埼玉県のおすすめ星空スポット
茨城県のおすすめ星空スポット
今後も少しずつ、おすすめスポットの紹介記事を追加していこうと思います。
m(__)m
まとめ
ふたご座流星群について簡単に紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ここで要点をまとめてみましょう。
- ふたご座流星群の放射点は時間と共に東 ⇒ 天頂付近 ⇒ 西 と移動する
- 素となる母天体は「ファエトン」という小惑星
- 毎年12月4日頃~12月20日頃にかけて見頃となり、12月14頃にピークとなる
- 流れ星の数は多いが、それ以外の要素は平均的で当たり外れが少ない
1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群に並ぶ3大流星群の1つであり、1時間あたりに出現する流れ星も多いため、ふたご座流星群のシーズンが到来した暁には是非とも鑑賞してみて下さい!
年ごとの、ふたご座流星群に関する情報
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ふたご座流星群2020の方角・ピーク時間・月の影響の紹介!