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天体・星

水星が西方最大離角 2020年11月11日 方角や時間帯を紹介!

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こんにちは、プロキオンです!

2020年11月11日に太陽系の惑星である水星が西方最大離角となり、観察しやすくなります!

水星といえば、1番太陽に近い惑星であり、地球の内側を公転している天体になります。

学生の頃に理科の授業で習っているはずですので、名前くらいはご存知の方が多いかと思いますが、実際に見たことがある人は少ないと思います。

水星に関する基本情報はコチラの記事をご覧ください。
>>>水星に関する基本情報

また、あまり天体に詳しくない方でしたら、どの方角に何時頃に見えるのか分からない方も多いと思いますし、「そもそも西方最大離角って何?」と思っている人もいるかもしれません。

そこで今回は初心者の方に向けて「水星が西方最大離角」についてや、2020年11月11日に水星を見ることができる方角や時間帯を紹介していきたいと思います!

水星が西方最大離角・2020年11月11日の方角

方角について

2020年11月11日の水星は西方最大離角となり、明け方の東の空の低い位置で見つける事ができます。

また、同じ時間帯で水星よりも少し高い位置には、おとめ座のα星・スピカと、明けの明星・金星を見ることもできます。

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引用元:PC用アプリ・ステラリウム

他の星と違い、地球から見た場合の見かけの位置が太陽から大きく離れることがないため、皆既日食でも起きない限り、水星を高い位置で見ることは基本的にできません。

高度10°前後くらいと、かなり低い位置でしか見ることができないため、観察する場合は東の空に障害物となる高い建物や森林が一切なく、できれば地平線や水平線が見えるくらいの見晴らしの良い場所を選びましょう。

「西方最大離角」とは

「離角」とは、ある点から見た2つの天体のなす角度の事になります。

引用元:ウィキペディア・離角

例えば、今回の水星の場合では、地球から見て(正確には地球の中心部分から見て)水星と太陽の間の角度の事を言います。

そして、この角度が最大まで大きくなった状態を「最大離角」といいます。

この「最大離角」の時は地球から見た場合、太陽と水星が最も離れて見える状態であるため、水星を通常よりも長い時間、見ることができることになります。

「西方最大離角」は、太陽から見て対象物である水星が、どの方角にあるのかを意味しています。

つまり、太陽から見て西側に水星が位置していることを意味します。

決して西の空に太陽と水星が見られるという意味ではありません。

逆に太陽から見て水星が東側にある場合は「東方最大離角」と言います。

水星は太陽系の惑星の中で、最も内側を公転している惑星です。

地球よりも内側にある惑星であるため、見かけの位置が太陽から大きく離れることがありません。

そのため皆既日食でも起きない限り、水星を地球上から肉眼で観察しやすいタイミングは日の出直前の明け方か、日の入り直後の夕方のみになります。
(2020年11月11日の場合は日の出前)

そして地球から見た場合の、見かけの位置が太陽から最も離れる「最大離角」の時が、水星を見つけやすいタイミングと言えます。

 

水星が西方最大離角・2020年11月11日の時間帯

時間帯について

2020年11月11日の水星が見頃な時間帯ですが、正確な時間帯は地域によって異なってしまいますが、日の出を基準にし、日の出の60分くらい前が見つけやすいかと思います。

先ほども説明しましたが、水星というのは肉眼では皆既日食でも起きない限り高い位置で見ることができない天体であり、限られた時間帯で、且つ低い位置でしか見ることができません。

2020年11月11日に西方最大離角となり普段よりは見つけやすくなりますが、それでも高度10°前後と低い位置であり、早い時間帯になるほど高度が低くなってしまい、遅い時間帯になるほど日の出によって空が明るくなってしまい、水星を見つけることができなくなってしまいます。

他の星や星座と比べると条件がかなりシビアであるため、前もって観察場所の下調べをしたり、時間に余裕を持って行動するなど事前準備を万全にした方が良いです。

また、東京では2020年11月5日~18日の間、水星を見つけやすい期間が続きます。

観察する際の場所選びですが、水星はこの時期、地球から見た明るさが-0.7~0.2等級と、そこそこの明るさはあります。

そのため周囲の暗さや空気の綺麗さも大事ですが、障害物となる建物や森林がなく、ひらけた場所を選ぶことと、時間選びが重要になります。

水星は皆既日食でも起きない限り低い位置でしか見ることのできない星であるため、水星が現れる方向に障害物となる建物や森林などが無い場所を選ぶことと、朝日で空が明るくなる前の時間帯を狙う事が最優先事項となります。

必要な道具

基本的に肉眼で水星を見ることができますが、もし望遠鏡や双眼鏡があれば、より見やすくなると思います。

特に天体望遠鏡であれば、よりハッキリと水星を見ることができますので、もし天体望遠鏡をお持ちでしたら活用してみると良いと思います。

天文台にあるような本格的な天体望遠鏡ではなく、カメラ屋さんや家電量販店、ネットショップなどで売っているような天体望遠鏡で充分に見る事ができます。

値段としては入門用で5万~10万円くらいで購入できると思いますので、興味がある方は天体望遠鏡を用意してみても良いと思います!

ただ、気を付けなければならないのが水星を見る場合は、日の出前の空が明るくなりつつある時間帯に観察することになります。

そのため、誤って望遠鏡や双眼鏡で太陽を直接見てしまい、目を傷める恐れがあります。

双眼鏡や望遠鏡を使う際には日の出の時間を気にかけるようにし、太陽を直接見ないように注意し、日の出前には観察を終えるよう気を付けて下さい。

 

関東エリアで星空が綺麗に見えるおすすめスポット

今回は2020年11月11日に水星が西方最大離角を迎えるにあたって、その方角や時間帯を紹介しましたが

「どうせなら綺麗に星空が見られる場所で鑑賞したい!」

という方のために東京の都心から比較的、気軽に行ける範囲で星空が綺麗に見えるおすすめスポットの紹介記事のリンクを貼ってありますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください!

ただし、以下のおすすめスポットは星空が綺麗に見える場所の紹介であり、水星を見ることができる場所の紹介というわけではありません。

先ほども説明した通り水星というのは皆既日食でも起きない限り、かなり低い位置でしか見ることのできない天体であるため、以下のおすすめスポットで必ず見られるという保証はありませんのでご注意ください。

東京都のおすすめ星空スポット

千葉県のおすすめ星空スポット

埼玉県のおすすめ星空スポット

茨城県のおすすめ星空スポット

今後も少しずつ、おすすめスポットの紹介記事を追加していこうと思います。
m(__)m

また、水星が西方最大離角を迎える同じくらいの時期で「おうし座流星群」も見頃となっています!

おうし座流星群についてはコチラの記事を参考にしてみて下さい!
>>>おうし座流星群2020見える方向は?方角・ピーク・時間帯を紹介!

 

まとめ

今回は2020年11月11日に西方最大離角を迎える水星の方角や時間帯を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

日の出前・日の入り後の限られた時間帯、且つ低い位置でしか見ることができないため、他の星や星座、流星群などと比べると見ることができる条件がシビアであり、難易度が高めです。

かなりレアリティの高い天体であるため、初心者の方には見つけにくいと思います。

そのため、先ずは場所選びからきちんと行わなければならず困難かもしれませんが、レアリティの高い天体ということで、是非とも頑張って水星を見つけて観察してみて下さい!

また、水星に関する基本情報は別の記事にてまとめてありますので、よろしければあわせてご覧ください。
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