こんにちは、プロキオンです！
前回の流星群ネタでは「オリオン座流星群2020」について紹介しました！
今回のテーマは「おうし座流星群2020見える方向は？方角・ピーク・時間帯を紹介！」ということで、もうすぐ訪れる秋の流星群「おうし座流星群2020」について紹介していきます。
天体観測や星空観賞に慣れていない初心者向の方ですと色々と疑問に思う事もあると思います。
など、こういった疑問にお答えしたいと思います。
また、同じくらいの時期で、なかなか見ることが難しいウルトラレアな惑星「水星」も見頃を迎えます！
ウルトラレアな惑星「水星」の見頃に関してはコチラの記事を参考にしてみて下さい！
＞＞＞水星が西方最大離角 2020年11月11日 方角や時間帯を紹介！
「おうし座流星群2020」や「水星が西方最大離角」で秋の星空を鑑賞しましょう！
おうし座流星群2020の見える方向は？
おうし座流星群2020の方角について
おうし座流星群2020がやってくる方角ですが、流星群の中心となる放射点は時間帯によって変わりますが目安としては
12日の夜19時～20時頃に東の空の低い位置から現れ始める
↓
日付が変わる深夜０時頃に南の空の高い位置（ほぼ真上の空）を通る
↓
13日の明け方５時～６時頃に西の空に沈んでいく
といった流れになります。
【写真１】
2020年11月12日 20時40分頃の東京の夜空
引用元：PC用アプリ・ステラリウム
天気さえ良ければ一晩中、見る事ができるおうし座ですが、おうし座という星座自体は冬の星座であり、冬の星座を代表するオリオン座のすぐ近くに位置する星座となります。
おうし座流星群2020が見頃とされている10月～11月ですと少し早めであり、日が沈んで間もないくらいの早い時間帯では東の空の低い位置にあるため、なるべく深夜０時寄りの時間帯を狙うと良いかもしれません。
ただ、流星群というのは放射点近辺でしか流れ星を見ることができないというわけではないので、そこまでおうし座が位置する方角ばかりを気にする必要はなく、広範囲を眺める感じで大丈夫です。
おうし座流星群2020のピーク日時
おうし座流星群には「おうし座南流星群」と「おうし座北流星群」の２種類があります。
10月中旬から11月中旬頃にかけて、おうし座南流星群・北流星群の活動が極大を迎えます。
ピーク日時は
☆おうし座南流星群2020は 2020年11月５日頃☆
★おうし座北流星群2020は 2020年11月12日頃★
が極大とみられ、南流星群・北流星群とも母天体はエンケ彗星になります。
他の流星群と違い、ハッキリとした極大がない流星群で比較的、長い期間ピークが続きます。
また、ピンポイントなピーク時間帯も特に決まっていません。
ですが、流星群というのは放射点がなるべく高い位置にある時の方が流れ星の目撃数が多くなる傾向にありますので強いて言えば放射点が、ほぼ真上くらいまでくる深夜０時頃が良いかもしれません。
おうし座流星群2020の放射点の見つけ方
おうし座流星群2020の目安となる放射点の探し方ですが、冬の代表的な星座である「オリオン座」を目印にして見つけるのが良いでしょう。
【写真２】
引用元：PC用アプリ・ステラリウム
オリオン座は上の【写真２】のようにオリオン座のベルト部分にあたる三ツ星が特徴的で有名でもあり、星の明るさも割と明るいため見つけやすいと思います。
学生の頃の理科の授業でも教わっていると思いますし、あまり星座に詳しくない初心者の方にも見つけやすいと思います。
21時～24時頃の東～南の夜空を探せば見つかるはずです。
また、後にも紹介しますがスマートフォン用のアプリを使って探し出しても良いと思います。
また、毎年変わらない「おうし座流星群」の基本的な情報はコチラを参照してみて下さい！
↓↓↓
おうし座流星群とは？季節や時期、母天体、見える方向の解説！
おうし座流星群2020を鑑賞するのに必要な物
あると便利な物・服装
おうし座流星群2020を鑑賞するにあたって特に必須となる物は無いのですが、季節はもうすぐ冬を迎えようとしている時期ですので温かい服装が良いでしょう。
また、長時間、立ったまま同じ方向の空を見上げても疲れないようにするために椅子を用意するか、レジャーシートを用意して上向きに寝ながら星空を鑑賞できるようにするのも良いでしょう。
流星群といえども、数分間という短時間で何個も流れ星を発見できるわけではないので、最低でも20～30分くらいは粘る必要があります。
天体好きな人たちは流星群の観察を「だるまさんがころんだ」と例えることもあります。
それと、星空を鑑賞するのに便利そうな望遠鏡や双眼鏡ですが、流星群のように速い動きをするものを見る場合では不向きであるため、おうし座流星群2020だけを目的とするなら肉眼で鑑賞しましょう。
ですが、今の時期はおうし座流星群だけでなく「火星」や「木星」、「土星」などの惑星も時間帯によっては綺麗に見る事ができます。
また、冒頭でもお伝えしましたが明け方の５時40分頃でしたら「水星」という、なかなか見ることができる機会が少ないウルトラレアな星が2020年11月11日に「西方最大離角」を迎え、おうし座流星群2020と同じくらいの時期に見つけやすくなっていますので、夜が明ける前くらいの時間帯に観察される場合は、合わせて見つけてみても良いかもしれません。
水星の西方最大離角に関してはコチラの記事を参考にしてみて下さい！
↓↓↓
これらの星も合わせて鑑賞する場合には望遠鏡や双眼鏡を活用しても良いと思います！
スマートフォンのアプリ
近年ではスマートフォンのアプリが便利になり、星や星座を見つける際にも重宝します。
スマートフォンを空や地面に向けて動かすと、それに合わせてスマートフォンの先にある星や星座の名前が画面上に表示されます。
アプリの種類も色々ありますが、僕がよく使うのは「Star Walk2」と「星座盤」というアプリです。
無料版と有料版とありますが、無料版のままでも充分使えます。
「Star Walk2」と「星座盤」以外にも色々なアプリがありますので、ご自身が使いやすいと思った物をインストールすると良いと思います。
注意事項
もしおうし座流星群2020を鑑賞するために、張り切って星空の綺麗な山奥などにいかれる場合は野生の動物に気を付けましょう。
特に熊や鹿、イノシシのような大型の動物は要注意です。
星空を鑑賞している時だけでなく車で走行している時にも注意が必要であり、衝突してしまうと普通に大惨事になり、廃車クラスの事故に至ることも稀です。
特に峠道ですと見通しの悪いブラインドコーナーが多く、カーブを曲がった直後に野生の動物と遭遇してしまうこともあります。
こちらの存在にビックリして逃げてくれればラッキーなのですが、運悪くこちらに近づいてこられてしまうと厄介です。
関東エリアで星空が綺麗に見えるおすすめスポット
今回はおうし座流星群2020を中心に星空のイベントの紹介しましたが
「どうせなら綺麗に星空が見られる場所で鑑賞したい！でも、あまり遠出はしたくない…。」
という方のために東京の都心から比較的、気軽に行ける範囲で星空が綺麗に見えるおすすめスポットの紹介記事のリンクを貼ってありますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください！
都心から遠すぎず、なるべく24時間営業のコンビニやトイレが周辺にある場所をメインに紹介していますので、初心者の方にもオススメです！
東京都のおすすめ星空スポット
千葉県のおすすめ星空スポット
埼玉県のおすすめ星空スポット
茨城県のおすすめ星空スポット
今後も少しずつ、おすすめスポットの紹介記事を追加していこうと思います。
m(__)m
まとめ
今回は、来る「おうし座流星群2020」が見える方向について方角・ピーク・放射点についてや、星空が綺麗に見えるおすすめスポットを初心者の方向けに紹介しましたが、いかがだったでしょうか？
ここで要点をおさらいしましょう
- おうし座流星群2020の放射点は一晩中、見られる
- 放射点ばかりに囚われず広範囲を眺めると良い
- おうし座南流星群のピークは11月５日
- おうし座南流星群のピークは11月12日
おうし座流星群2020は、全流星群の中でピークが長く、１ヶ月以上は見頃が続く流星群です。
一応「おうし座南流星群のピークは11月５日」「おうし座南流星群のピークは11月12日」と説明しましたが、これらのピーク日にばかり気を取られる必要はなく、なかなか忙しくて日程が合わないという方でも11月上～下旬ころで都合の良い時に夜空を眺めてみると良いと思います。
都合が良ければ是非とも秋の星空を鑑賞してみて下さい！
次回の流星群は2020年11月中旬頃に起こる「しし座流星群2020」です！
※しし座流星群2020についてはコチラをご覧ください！
↓↓↓
しし座流星群2020の方角・ピーク時間・月の影響の紹介！
しし座流星群といえば、過去に何度も大フィーバーを起こしたことがあり、とても有名になった流星群ですので、是非お見逃しなく！
