こんにちは、プロキオンです！
10月に入り、夏の夜空を代表するさそり座の姿が見えなくなり始め、夜遅くになると冬の夜空を代表するオリオン座が東の空に見え始め、夜の星空からも秋を感じられるようになってきました！
秋の夜空は比較的、目立つ星や星座が少ないため、インパクトが薄いかもしれませんが、逆に言えば流星群や惑星・衛星の接近など、突発的に起こる星空のイベントが見つけやすいかもしれません。
そこで今回のテーマはタイトルにもありますように「りゅう座流星群2020！方角やピークの日時を初心者向けに紹介！」ということで今月10月に起こる星空のイベント「りゅう座流星群（別名ジャコビニ流星群）」の紹介です！
ピーク（極大日）はいつか？
見頃の時間帯や方角は？
など、2020年のりゅう座流星群について記事にしてみました！
特に天体や星座について、あまり詳しくない初心者の方に向けて解説していきたいと思います！
特に最近では2020年３月に任天堂より発売された「あつまれ どうぶつの森」という通称「あつ森」と呼ばれている人気のゲームで、流星群が発生する日にしか大量に入手できないレアなアイテムが存在する影響もあり、流星群のような星空のイベントに興味を持たれた方もいると思います！
さらに今月10月は「オリオン座流星群2020」もありますので、もし「りゅう座流星群2020」を見逃した方は、オリオン座流星群2020も鑑賞してみて下さい。
りゅう座流星群2020の方角やピークはいつ？
りゅう座流星群2020の方角について
りゅう座流星群2020の放射点である「りゅう座」の方角は北の空で見られます。
もう少し詳しく言うと北北西の方角、つまり北よりも少し左（西側）の方角になります。
「放射点」というのは、流星群は、ある一点から放射状に降ってくるように見えるわけですが、その一点のことを放射点と言います。
つまり今回の「りゅう座流星群2020」の場合ですと、りゅう座の口の辺りを中心として四方八方に流れ星が流れるように見えるということになります。
引用元：スマートフォン用アプリ・星座表
りゅうの口からビームのようなものが放たれるみたいでカッコイイですね！
(^_-)-☆
りゅう座流星群2020のピークについて
りゅう座流星群2020のピークですが、2020年10月8日の夜21時ごろが予測極大時刻とされていて、2020年10月8日の18過ぎ頃から深夜にかけてが一番の見ごろと言われています。
しかし、りゅう座流星群2020の放射点は、遅い時間帯になるほど低くて発見しにくい位置に移動してしまいます。
今回のりゅう座流星群2020に限らず、基本的に流星群というのは放射点の高度が高い方が流れ星の出現数が多くなります。
流星群の放射点の高度が低くなり、地平線（又は水平線）に近くなるほど、流星の元となる「宇宙のチリ」が大気に飛び込んでくる割合が減ってしまい、その流星群の流星の出現数も減ってしまいます。
ですので、りゅう座流星群2020を観察する場合は遅い時間帯よりかは、やや早め時間帯を狙った方が良いかもしれません。
また、流星群というのは放射点付近でしか見る事ができないというわけではないので、無理に放射点付近ばかりを気にする必要はなく、むしろ北の空を中心に広範囲を観察した方が良いです。
観察場所について
りゅう座流星群2020を観察するにあたっての場所ですが、流星群の放射点の高度が低めの位置にあるため、なるべく周りに高い建物や木など邪魔になる物がない、広くて北側の空が広範囲で見渡せる場所が望ましいです。
また、りゅう座流星群の流れ星の明るさも、そこまで明るく目立つわけではないため、なるべく街灯や街の明かりがない暗い場所を選ぶことがベストです。
初心者向けの「りゅう座流星群2020」の見方
「りゅう座流星群2020」の放射点を探すには
りゅう座流星群2020の放射点ですが、北極星を中心に反時計回りに回転するような動き方をしますので、夕暮れの18時頃には北西の辺りに存在し、ピーク時間帯である21時頃には北北西、夜中の遅い時間帯には北の低い位置に移動します。
ですので、方位磁石やスマートフォンのアプリを利用するなどして、先ずは「北の方角」を見つける必要があります。
「北の方角」が分かったら、それよりも少し西側（左側）の、やや低めの空を探せばりゅう座が見つかるはずですが、この「りゅう座」というのは、あまり目立つ星座ではないため、方角がハッキリ分かっても見つけにくいかもしれませんので、その場合はスマートフォンの星座表アプリを利用したり、北の空の代表的な星座や星などを基準にしても良いと思います。
例えば「北極星（ポラリス）」や「北斗七星（おおぐま座の尻尾）」「カシオペア座」などでしたら、学生の頃の理科の授業にも出てきますし、詳しくは知らなくても聞いたことくらいはあるという人が多いと思います。
引用元：スマートフォン用アプリ・星座表
上記３つの中でしたら個人的にオススメなのは「カシオペア座」です。
と言いますのも今の時期の「北斗七星」は、りゅう座よりも低い位置に存在し、時間帯によっては地平線（又は水平線）すれすれの位置まで移動してしまい、ほぼ見えなくなってしまうため、今回のりゅう座流星群2020の見印にするには、あまり適切ではないかなと思います。
「北極星」に関しても、そこそこ高い位置にあるものの、そこまで明るく目立つ星ではないため、初心者の方には探しにくいかなと思います。
本来でしたら北極星や北斗七星の方が、りゅう座のすぐ近くに位置する星座ですので、その２つを見印にする方が分かりやすいのですが、今回の「りゅう座流星群2020」の場合でしたら、個人的にオススメする見印はカシオペア座です！
カシオペア座を目印にしてりゅう座を探そう！
カシオペア座はローマ字の「Ｗ」の形に並ぶ星座であります。
この「Ｗ」の字の上の部分が向いている方向に、今回のターゲットである「りゅう座」や「りゅう座流星群2020の放射点」があります。
引用元：スマートフォン用アプリ・星座表
先ずは、この「Ｗ」の形をしたカシオペア座を探し出し、スマートフォンの星座アプリなどを利用して「りゅう座」を探してみると良いと思います。
また、先ほども言いましたが流星群というのは放射点付近でしか見る事ができないというわけではないので、無理に放射点ばかりを気にする必要はなく、広範囲を観察した方が良いです。
流星群、すなわち流れ星というのは、宇宙に飛んでいるチリが地球の大気圏に突入し、空気との圧縮熱や摩擦熱で燃えて光り輝いた時が、肉眼で見ることができる状態なわけでありますから、この燃えて光り輝くタイミングが放射点のすぐ近くの場合もあれば、放射点から少し離れた時の場合もあるため、必ずしも放射点近辺で流れ星を発見できるとも限らないのです。
必要な道具
特に必須な道具は無いのですが、猛暑の夏が終わって気温が下がってきたことを考えると温かめの服装で観察することでしょうか？
冬と比べたら、そこまでではないにしろ、ここ最近では急に肌寒い夜が多くなってきましたので自分に合った服装を選んだ方が良いでしょう。
また、長時間、立ったまま同じ方向の空を見上げても疲れないようにするために椅子を用意するか、レジャーシートを用意して上向きに寝ながら観察できるようにしてみると楽かもしれません。
流星群といえども、数分間の間に何個も流れ星を発見できるわけではないので、最低でも20～30分くらいは粘ってほしいところです。
それと、天体を観察するというと望遠鏡や双眼鏡などがあると便利かと思う人もいるかもしれませんが流星群の場合ですと、月や惑星などと比べると速い動きで流れて行きます。
さらに、いつ・どこから出現するのかをピンポイントで予測することがほぼ無理ですので、視野を狭くしてしまう望遠鏡や双眼鏡は流星群の観察には不向きでありますので、りゅう座流星群だけを目的とするなら逆に使わない方が良いですので肉眼で観察しましょう。
ですが、この時期は火星や木星、土星などの惑星も見頃となっていますので、これらの星も合わせて観察する場合には望遠鏡や双眼鏡を活用しても良いと思います！
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りゅう座流星群が綺麗に観察できるおすすめ星空スポット
りゅう座流星群2020の放射点の探し方に続いて、星空が綺麗に見えるおすすめスポットを紹介します！
以下におすすめのスポットを紹介している記事のリンクを貼ってありますので、よろしければ合わせてご覧ください！
東京都のおすすめ星空スポット
千葉県のおすすめ星空スポット
埼玉県のおすすめ星空スポット
茨城県のおすすめ星空スポット
今後も少しずつ、おすすめスポットの紹介記事を追加していこうと思います。
m(__)m
まとめ
いかがだったでしょうか？
東京オリンピックなどの影響で仕事が忙しくなり、ゆっくりと夜空を眺める機会が減ってしまった人もいるかもしれませんが、最近では逆にコロナウイルスの影響で人が密集するようなイベントが中止になってしまっている事が多い中、今回のりゅう座流星群2020のような星空のイベントは、人が密集するわけではないので、今回をきっかけに興味を持たれてみても良いと思います！
また、冒頭でも少し述べましたが、任天堂より発売された「あつまれ どうぶつの森」という現実世界の季節や日時と、ゲーム内の季節や日時が連動しているコミュニケーションゲームに最近ハマっている方も、ゲーム内で起きている流星群だけでなく現実世界で起きている流星群の方にも目を向けてみてはいかがでしょうか？
次回の流星群は2020年10月に起こる「オリオン座流星群2020」です！
※オリオン座流星群2020についてはコチラをご覧ください！
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オリオン座流星群2020！方角・ピーク・放射点の見つけ方を紹介！
是非お見逃しなく！
