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心理学・性格診断

エニアグラム性格診断の正しいやり方・わからない時の対処法を解説!

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今回は心理学の「エニアグラム性格診断」のやり方についての解説です!

就職活動をする際などで、適職を把握するために活用されることがあるエニアグラム性格診断。

ですが、このエニアグラム性格診断って、あまり詳細を理解されていないことが多く、正しいやり方ができていなくて

「自分のタイプがわからない」

「自分には当てはまらない結果が出てしまった」

という事がしばしば起きてしまいます…。

そこで今回はエニアグラム性格診断のやり方と、自分のタイプがわからない・自分には当てはまらない結果が出てしまった時の対処方法を解説していきます!

必ず始めに知っておかなければならない事(※重要)

自分のタイプがわからない・当てはまらない件について

本題に入る前に必ず知っておいておかなければならないことがあります。

このことを知っておかなければエニアグラム性格診断を行っても自分のタイプがわからない・当てはまらないといった事になってしまい、診断を行う意味がなくなってしまいます。

自分の特性を知るために性格診断や適性診断で活用されることがあるエニアグラム性格論。

ですが、実際にエニアグラム診断をやってみた結果

「複数のタイプが該当しちゃって自分のタイプがわからない」

「自分に当てはまらない結果が出た」

という人がいる場合があったり

「エニアグラムは胡散臭い」

という批判的なことを言われてしまうことがあります。

そういった事もあり、エニアグラム性格診断よりもMBTIの方が適職診断として人気が出てきた部分もあります。

実はエニアグラム性格診断って、奥が深すぎたり、色々な要素が複雑に絡み合ったりしている関係でシンプルさに欠けています。

そのため、きちんと理解した上で診断を行わないと納得のいく診断結果が出なかったり、診断結果を見ても自分の本質や特性が熟知できないで終わってしまうのです。

特にエニアグラムの概念には「性格」とは別に「気質」というものもある事と、それら2つの違いを理解しておかなければなりません。

でないと、インターネット上であるような無料診断を行っても

「自分のタイプに当てはまらない・よくわからない」

という結果が出てしまいます。

 

「性格」と「気質」の違いを理解しないと意味がない

「エニアグラム性格論」とか「エニアグラム性格診断」という名で通っていますが、実はエニアグラムでは”性格”とは別に”気質”というものがあるとされていて、その”気質”を知るというのもかなり重要なのです!

エニアグラムでは、人間の特性を”気質””性格”という分け方をしていて、”気質”は性格の奥深くにある核のようなものとされて、この”気質”こそが本来の自分の特性なのであります!

”気質”は、元から決まっている人間の特性とされていて、基本的に後から変えることができないものとされています。

それに対して”性格”は、環境や周りの人の影響を受けながら追加されていくものとされています。

そのため、歳をとるほど”気質””性格”に埋め尽くされていくことになるため、本来の自分の本質が分かりにくくなっていきます。

例えば小~中学生くらいの頃は陽気だった人が、高校生くらいの時から厳しい教育を受けたり、いじめや虐待などを受けた結果、陰気で根暗なタイプになってしまった場合。

この場合は気質ではなく主に”性格”になります。

エニアグラム性格診断を行うにあたり、この”気質””性格”をきちんと理解しておくことが非常に重要なのです!

大事な事なのでもう一度言いますが”気質”というものは基本的に後から変えることができないものです!

よく「その気になれば人は変われる」と言われることがありますが、性格が変わったり、不安やストレスの影響で別人のようになることはあっても、実は本質そのものが変わることは基本的にありません。

そのため、例えば「根暗なタイプから陽気なタイプに変わりたい!」「自分の欠点を克服したい」と思った時に、”気質””性格”を理解していないと正しい克服の仕方を見つけ出すことができない場合があります!

 

”性格”は変えられるけど”気質”は変えられない

昔から克服できないでいる欠点や短所って誰にでも1つくらいはあると思います。

その欠点・短所・弱み等がネックとなって昔からよく怒られたり、嫌われたり、いじめられたりしてしまう事ってありませんか?

欠点・短所・弱みを治したい、克服したいと思った時に、努力すれば改善できる場合と、ほとんど改善できない場合があります。

主に”性格”の方が影響している人間の特性に関しては頑張って努力したり、訓練すれば変えることは可能です。

逆に”気質”の方が大きく影響している特性に関しては変えることはできません。

一応、元々持っている”気質””性格”で埋め尽くしてしまうようなやり方をすれば、ある程度は変われるのですが、本質そのものが変わるわけではありません。

 

エニアグラム性格診断の正しいやり方・わからない時の対処法を解説!

エニアグラム性格診断のやり方と注意点

前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります!

エニアグラムの性格診断ですがインターネットで検索すれば診断でできるサイトがいくつかあります!

今回は無料で診断できる『日本エニアグラム学会の90問回答式チェック』を例に説明していきます!

日本エニアグラム学会のサイトの簡易タイプ診断ページにアクセスすると以下のようなチェック項目が表示され、自分がそうだと思うものにチェックを入れていくのですが、気を付けなければならないことがあります!

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引用元:日本エニアグラム学会・90問回答式チェック

先ほど”気質”と”性格”について説明しました。

大事なことなので繰り返しますが、”気質”は元から決まっている人間の特性とされていて、基本的に後から変えることができないものとされています。

それに対して”性格”は、環境や周りの人の影響を受けながら追加されていくものとされています。

ですので、今の自分を基準にして回答していくと、今の自分の”性格”が診断結果に反映されます!

もし本来の自分の特性を知りたい場合、つまり”気質”を知りたい場合は、可能な限り幼い頃の自分、子供の頃の自分を基準にして回答していかなければなりません。

もし、幼い頃~子供時代の自分を思い出せない場合は、中学~高校生くらいの自分を基準にして下さい!

可能な限り若い頃の自分を基準にして回答するほど”気質”が診断結果に反映され、本来の自分の特性が分かるようになります!

例えば1問目の

”やるからには、何事も、具体的に実現しなければやる意味はない。”

という問いに対して

「昔の自分は具体的に実現しなければ意味がないという考え方だった」と思ってチェックを入れていくような回答を90問、続けていけば診断結果で、本来の自分の特性である”気質”が分かるようになります!

逆に「実現できなかったとしても、目標達成のためにした努力や苦労は無駄ではないと最近は思うようになった」という場合はチェックを入れなくて良いです!

このようなやり方で90問回答していけば診断結果で、今の自分の”性格”が反映されます!

それと”性格”は、環境や周りの人の影響を受けながら追加されていくものであるため、色々なタイプが複数混ざってしまって、よくわからない結果が出てしまうこともありますが、これは別に間違った結果が出てしまったわけではありません。

 

実際にエニアグラム性格診断(無料版)をやってみた!【性格編】

ここから僕自身が実際にエニアグラム性格診断(無料版)をやってみて、その診断結果を元に解説をしていきます!

ちなみに各タイプの特性は以下の通りです。

↓↓↓

  • タイプ1ー革命する人
  • タイプ2-人を助ける人
  • タイプ3-達成する人
  • タイプ4ー個性的な人
  • タイプ5ー調べる人
  • タイプ6-忠実な人
  • タイプ7-熱中する人
  • タイプ8-挑戦する人
  • タイプ9-平和をもたらす人

引用元:日本エニアグラム学会・各タイプの特徴

※各タイプの特性についての詳しい解説は後日、追記していく予定ですので、それまでお待ちください。m(_ _)m

今回の診断ですが”気質””性格”の両方を知るために、あえて2回やりました!

まず1回目はエニアグラム性格診断をあまり知らない人、初見の人の目線で診断してみました!

特に詳しい説明とか注意事項とかは書いていないので、今まで説明してきた”気質”とか”性格”とか、そういった概念は考えず、初見の人っぽく直感で回答していきました!

その結果が以下の通りです!

↓↓↓

【性格診断結果】

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タイプ5(調べる人)のチェック数が1番多く8個。

そしてタイプ6(忠実な人)とタイプ9(平和をもたらす人)がチェック数7個と、同点で同率2位。

惜しくも入賞できなかったタイプ4(人を助ける人)がチェック数6個で4位という結果でした。

この結果で言えば、タイプ5の特性が1番強いことになりますが、タイプ5の特性がズバ抜けて強いというわけではなく、タイプ4・6・9の特性も割とある性格の人間ということになります!

ちなみに「タイプ5-調べる人」はアニメの登場人物に例えるとムーミン登場するスナフキン氏のような人です!
(自分調べ)

先ほども説明しましたが”性格”は、環境や周りの人の影響を受けながら追加されていくものになりますので、基本的に色々なタイプが複数混ざります!

1つのタイプがズバ抜けて強く出る場合もあれば、今回のように色々なタイプが、ある程度、混ざって出る場合もあります。

時には同率1位が複数個でてしまい

「自分のタイプがわからない」

「当てはまらない結果が出た」

と思ってしまう人もいますが、これは別に間違った結果が出てしまったわけではなく、その結果こそが、今の自分の”性格”になるのです。

 

実際にエニアグラム性格診断(無料版)をやってみた!【気質編】

そして2回目です…。

今度は自分の本質である”気質”を知るやり方で回答をしました!

今の自分を基準にした直感ではなく、可能な限り昔の自分を基準にして回答していきました!

その結果が以下の通りです!

↓↓↓

【気質診断結果】

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今回は1回目の時とは違い、タイプ6の特性がズバ抜けて強いという診断結果が出ました!

1回目では「タイプ5ー調べる人」という結果がでましたが、本来の僕はタイプ5ではなく「タイプ6ー忠実な人」なのです!

ちなみに「タイプ6ー忠実な人」をアニメの登場人物に例えるとドラえもんに登場する野比のび太くんです!
(自分調べ)

元々はタイプ6の「忠実な人」だったのですが、今まで生きていく上で、色々な人に裏切られたり、都合の良い時だけ利用されたりといった事が沢山ありました…。

そんな事が幾度もあったため

「あまり他人の言いなりになってばかりだと馬鹿を見る」

という考えが強くなり、あまり忠実にならないように心がけることが多くなりました。

日本って本当、薄情な人とかサイコパスな人が多いです…。

その結果、他のタイプの特性も強まっていき、今ではタイプ5の”性格”が強く診断結果に出ました。

 

エニアグラム性格診断でわからない時や当てはまらない時の対処法!

性格は複数のタイプが混ざってしまうこともある

繰り返し説明しますが、”性格”は、環境や周りの人の影響を受けながら追加されていくものになりますので、基本的に色々なタイプが複数混ざります。

1つのタイプがズバ抜けて強く出る場合もあれば、今回の僕の診断結果のように色々なタイプが、ある程度、混ざって出る場合もあります。

人によっては同率1位が2つ、3つと複数個でてしまい

「自分のタイプがわからない」

「当てはまらない結果が出た」

と誤解してしまう人もいますが、これは別に間違った結果が出てしまったわけではなく、その結果こそが、今の自分の”性格”になるのです。

このことが、あまり世間一般的に認知されていないため、人によってはエニアグラム性格診断を批判する人もいます。

もし「結局、自分はどのタイプなの?」

「自分のタイプをハッキリさせたい!」

となったら性格診断を行う際に、可能な限り昔の自分を基準にしながら回答していき、”気質”を探るようにしてみて下さい!

 

間違った診断結果が出てしまうこともある

今回の記事で紹介したやり方でも「自分には当てはまらない」という診断結果が出てしまうこともあります。

原因としては主に2つあり、1つ目は「可能な限り昔の自分を基準にできていない」というケースです!

”気質”を知るには、なるべく昔の自分を基準にしなければなりません。

しかし、昔の自分を思い出しきれない場合がどうしても起きてしまいます。

また、90問(サイトによっては100問以上)という数多くの回答をしているうちに、段々と「昔の自分を基準にしなければならない」という事を忘れてしまい、無意識のうちに今の自分を基準にして回答してしまっている場合もあります。

特に数多くの回答をしていて、性格診断に飽きてきた頃に、こういった現象が起きやすいです。

2つ目の原因は、勘違いをして回答をしてしまっているケースです。

例えば「嘘をつくことがよくある」みたいな項目があったとします。

これに対して、普段よく嘘をつく人でも、自分自身では

「俺は真面目だから嘘はあまりつかない人間だ」

と自惚れ、勘違いをしていると間違った回答をしていくことになります。

そうすれば当然、間違った診断結果が出てしまうこともあります。

これに関しては、性格診断のやり方があくまで「自分の思った項目にチェックを入れる」という方式であるため、仕方ありません。

 

エニアグラム性格診断のやり方とわからない時の対処法のまとめ

エニアグラム性格診断のやり方と、診断結果がわからない時の対処法を解説しましたが、いかがだったでしょうか?

最後に要点をまとめます!

要点まとめ
  • ”気質””性格”の違いを理解すること
  • ”気質”は基本的に変えることができない
  • ”性格”は努力や訓練することで変えることができる
  • 本当の自分を知るには昔の自分を基準にして回答しなければならない

エニアグラム性格診断は複雑であったり、色々な要素が絡み合ったりしているので正直なところ、わかりにくいです。

そのため、きちんとした診断結果が出ないことも多く、あてにならないと思われてしまう場合もあります。

故に、エニアグラム性格診断よりもシンプルでわかりやすいMBTIの方が適職診断として人気が出てきていますが、是非とも今回説明したやり方で診断をしてみて、本当の自分の特性というものを探ってみてみて下さい!

また、各タイプの特性についての解説や、診断結果の見方、活かし方などについては今後、追記していく予定ですので、それまでお待ちください。m(_ _)m