近年、気になっている方が多いようですのでリフレッシュコートとバリアスコートの違いや成分を紹介します!
どちらを使えば良いか迷っている方は、この記事を参考にしてもらえると幸いです。
ワコーズのリフレッシュコートとバリアスコートの違い
役割の違いについて
ワコーズのリフレッシュコートとバリアスコートは、どちらも車両のボディやホイールなどに使用するコーティング剤なのですが、大まかに違いを説明しますと、バリアスコートの方はボディを保護して劣化を予防し、艶や美しさを保つ役割をします。
それに対してリフレッシュコートの方は劣化したボディやコーティングの艶や美しさを取り戻すような役割をします。
バリアスコートは、樹脂・塗装・金属などに対して、洗浄・保護・艶出しができる多用途コーティング剤です。
新車・中古車ともに施工可能ですが、なるべく新品時にコーディングすると効果的です。
それに対してリフレッシュコートは劣化した塗装面やコーティングの補修や艶を復活させることがメインであり、ボディの微細な傷を埋めたり、水垢を吸着させて目立たなくさせたりして昔の艶を取り戻す感じになります。
バリアスコートに比べると数年、乗り続けている愛車ですとか、中古で買った車のボディやホイールなどの艶出し・艶戻しに適しています。
バリアスコートは艶・美しさ・若さを保つ
リフレッシュコートは艶・美しさ・若さを取り戻す
両者の違いをザックリまとめると、こんな感じです。
外観・容器の違い
バリアスコートは青色がメインの缶スプレーになっており中身は見えません。
それに対して、リフレッシュコートの方は透明のプラスチックボトルに入っており、中身が見えます
中身は、ほぼ無色透明の液体と白い固形物のようなものが二層に分離しています。
キャップを外すと先端は細いノズルのようになっていて、一度に大量の溶剤が出てしまわないようになっています。
施工の違いについて
【バリアスコート】
バリアスコートは施工前にボディを綺麗に洗浄し、乾拭きして水分を取り除いたり乾燥させます。
乾燥後、ボディに直接スプレーするか、クロスに塗布して均一にムラのないように塗り伸ばしていきます。
塗布後はクロスで溶剤をすりこむように乾拭きしていきます。
やり方としては油性のワックスを塗布する時に似ていると思います。
基本的には塗布も拭き上げも乾いたクロスで行っていきます。
拭きムラが発生した時など、一部濡れ拭きをする場合もありますが、リフレッシュコートと比べると乾いたクロスで塗布&拭き上げしていくので乾拭きがメインになります。
【リフレッシュコート】
リフレッシュコートはバリアスコートは施工前にボディを綺麗に洗浄し、軽く水を拭き取ってから塗っていくのですが、バリアスコートとは違い、適度に水を含ませたクロスで塗り伸ばしていきます。
イメージとしては濡れ拭きしていくような感じになるので洗車後には、バリアスコートの時ほど、しっかりと乾燥させてからでなくても施工できます。
最終仕上げも硬く絞った専用クロスで濡れ拭きしていくので、バリアスコートと比べると濡れ拭きがメインになります。
施工のしやすさの違いについて
リフレッシュコートの方は反応硬化型ではないため取り扱いが簡単です。
反応硬化型とは、2種類の液体を混ぜ合わせて化学反応させ、硬化させる樹脂・塗料・接着剤・コーディング等のことです。
反応硬化型タイプの物ですと、コーティングを施工している最中にも硬化していくため、ある程度の作業の早さと正確さが求められることが多く、難易度が上がります。
ワコーズのバリアスコートは反応硬化型タイプの物の中では比較的、難易度は低く、容易に施工できる方なのですが、中には非常にシビアで上手に施工できないと汚くなってしまったりムラだらけになってしまう商品もあります。
反応硬化型タイプの方が難易度が高い分、耐久性が高く、施工効果が長く持続されることが多いです。
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成分の違いについて
バリアスコートの成分
炭化水素系溶剤/ケイ素化合物・洗浄剤(高精製度ハイドロカーボン系洗浄剤)・添加剤
リフレッシュコートの成分
2-プロパノール/炭化水素系溶剤・ケイ素化合物・レジン化合物・特殊粒子
対象物の違いについて
バリアスコート
バリアスコートはオートバイ・自動車のボディやホイール・レンズ類・スクリーン類・ヘルメット・シールド等(ミラーシールド加工等の特殊コーティングしているものを除く)、金属・樹脂塗装面の洗浄・保護・コートと幅広く使用できます。
ワコーズWebカタログより引用
リフレッシュコート
バリアスコートは「樹脂・塗装・金属全般」であるのに対して、リフレッシュコートは「塗装やコーティング」となっており、樹脂や金属系の表記は特にされてはおらず、バリアスコートほど幅広くはありません。
ワコーズWebカタログより引用
コーティングよりも、艶戻しやメンテナンスの方がメインのようです。
そのため、バリアスコートやバリアスコートリキッドとの相性が良く、これらの商品と併用すると効果が絶大とのことです。
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リフレッシュコートはバリアスコートやバリアスコートリキッドと相性が良い
バリアスコートやバリアスコートリキッドと併用すると良い
バリアスコートやバリアスコートリキッドとの相性が良く、これらの商品と併用すると効果が絶大とのことです。
既にバリアスコートやバリアスコートリキッドが施工済のもののメンテナンスとしてリフレッシュコートを施工しても良いですし、塗装面が少し劣化している愛車のボディや中古で買ったホイールなどにリフレッシュコートを施工した後にバリアスコートを重ね塗りしても良いでしょう。
僕は以前、中古で買ったRAYSのCE28Nというアルミホイールにリフレッシュコートを塗った後に、バリアスコートを重ね塗りしたことがありますが、リフレッシュコートのみの場合よりも、バリアスコートも併用した後の方が水弾きが良くなりました。
リフレッシュコートとバリアスコートを併用してみた時のレビュー
以前、中古で買ったRAYSのCE28Nというアルミホイールにリフレッシュコートとバリアスコートを併用して塗ってみました。
その時の記事がコチラです!
↓↓↓
詳しい内容は、その時の記事を読んでもらえればと思いますが、ザックリと内容をまとめますと、以前、某ネットオークションにてRAYS・CE28Nというアルミホイールの中古品を買ったのですが、汚れや色あせ、塗装の劣化があったので綺麗に洗浄し、リフレッシュコートで劣化した塗装の艶戻しをしました。
ただ、リフレッシュコートのみでは思っていたほど艶がでなかったことと、水弾きがイマイチだったので、バリアスコートを重ね塗りして、より撥水力アップと艶出しを試みてみたという内容です。
ワコーズのリフレッシュコートとバリアスコートの違いについてのまとめ
ワコーズのリフレッシュコートとバリアスコートの違いについて解説しましたが、最後に要点を表にまとめると以下の通りです。
↓↓↓
バリアスコート | リフレッシュコート | |
役割の違い | 保護して劣化を予防し、艶や美しさを保つ | 劣化した塗装面やコーティングの艶戻し |
外観・容器の違い | 缶スプレー | プラスチックボトル |
施工の違い | 主に乾拭き | 主に濡れ拭き |
施工のしやすさ | 反応硬化型のためリフレッシュコートよりも少し難しい | 反応硬化型ではないためバリアスコートよりも容易 |
成分 | 炭化水素系溶剤/ケイ素化合物・洗浄剤(高精製度ハイドロカーボン系洗浄剤)・添加剤 | 2-プロパノール/炭化水素系溶剤・ケイ素化合物・レジン化合物・特殊粒子 |
対象物の違い | 樹脂・塗装・金属全般 | 塗装やコーティング物 |
どちらも似たようなコーティング剤であるイメージがあるため困惑する人もいるかもしれませんが、大まかに言ってしまえば若さを保つ化粧品がバリヤスコート。
若返らせるのがリフレッシュコートといった具合だと思います。
どちらを使えば良いか迷っている方は、今回の記事を参考にしてもらえると幸いです。